薪ストーブのある暮らし、憧れますよね。
でも、気になるのは薪の値段。実は、薪の種類や購入方法によって価格は大きく変わります。
この記事を読めば、あなたにぴったりの薪が見つかり、予算内で薪ストーブライフを楽しめると思います!
薪の値段に影響する要因とは?
樹種 – 広葉樹 vs 針葉樹、価格差の理由
薪ストーブで使用する薪の樹種は、大きく広葉樹と針葉樹に分けられます。それぞれの特徴と価格差の理由を見ていきましょう。
- 広葉樹 – ナラ、カシ、ケヤキなどが代表的。密度が高く、ゆっくりと燃焼するため火持ちが良いのが特徴です。火力が安定し、長時間暖を取ることができます。また、煙やススが少ないため、薪ストーブのメンテナンスの手間も軽減できます。これらのメリットから、広葉樹は一般的に針葉樹よりも高価になります。
- 針葉樹 – スギ、マツ、ヒノキなどが代表的。密度が低く、油分が多いため、火付きが良く、火力が強いのが特徴です。焚き付けに最適ですが、燃焼時間が短く、こまめな薪の追加が必要です。また、煙やススが出やすく、薪ストーブのメンテナンス頻度が高くなる可能性があります。これらの特徴から、針葉樹は広葉樹よりも安価に手に入ります。
- ミックス薪 – 広葉樹と針葉樹など、複数の樹種が組み合わされた薪です。単一樹種の薪に比べて価格が安く、さまざまな樹種の特徴を一度に体験できるのが魅力です。
- 乾燥状態 – 乾燥度合いが価格に与える影響
1.44㎥の薪ですと薪の種類にもよりますが、ナラ材ですと、1.5万円程違(地域や季節でも違います)いますが、未乾燥の薪だと配送料も気になります?そうです、乾燥薪のほうが、1.44㎥でも、重量が軽いの場合が多々あります。大まかな薪の水分含有率は、20%以下が理想です。 - 販売単位 – 1束、1箱、1.44㎥…どれがお得?
やはり、薪だけを見れば、量が多い方が価格が安くなるようです。 - 販売地域 – 都市部と郊外、価格差はある?
各、薪販売店の仕入れ先や、薪の販売量、配送会社の配送依頼の大小により、価格が大きく違ってくるでしょう。 - 販売時期 – 需要と供給の関係で価格変動も
はい、冬の季節が始まるのであれば、販売価格は高騰する場合もあるようです。
薪の販売価格の状況を色々な所で調べなるべく早く薪の購入をし、末永くお付き合いのできる販売店を見つけてください。
薪の購入方法
- 薪販売業者 – 専門店ならではの品揃えと安心感
キャンプ用 – 細割、太割、玉切り、等と配送料で値段が大きく変わります。 - ホームセンター – 手軽に買えるけど選択肢は限定的
期間限定で、地域にもよりますが、小さく纏められたものから、パレットで積みのものまで売られているようです。 - 道の駅 – 地元産の薪をお得にゲットできるかも
地域にもよりますが、山間部のお近くの道の駅だと取り扱いがあるようです。 - 自分で調達 – コスト削減も、労力とリスクも伴う
チェーンソー、斧、薪割機、等を使用し、トラック等での搬送の作業をすれば、薪の購入金額をかなり節約できるでしょう。 - 配送エリア – 全国配送可能か、送料はいくらかを確認しましょう。
- 薪の種類 – 自分の薪ストーブや暖炉に適した薪の種類があるか確認しましょう。
ミックス薪を選ぶメリット
コストパフォーマンス
- ミックス薪 – 単一樹種の薪、特に広葉樹に比べて安価に購入できるため、薪ストーブのランニングコストを抑えたい方におすすめです。
- 火付きと火持ちのバランス – 針葉樹の火付きの良さと広葉樹の火持ちの良さを兼ね備えています。初心者でも扱いやすく、焚き付けから長時間燃焼まで対応できます。
- 香りや炎の変化 – 複数の樹種が混ざることで、燃焼時の香りや炎の色の変化を楽しめます。
- 薪ストーブ初心者 – 火付きが良い針葉樹が含まれているため、焚き付けが簡単です。
- コストを抑えたい – 単一樹種の薪に比べて安価に購入できます。
- さまざまな樹種を楽しみたい – 複数の樹種が混ざることで、香りや炎の変化を楽しめます。
私は薪ストーブ用にミックス薪を自分で作っています。薪ストーブ購入の8カ月前くらいから、材木屋さんなどを回ったり、建築現場の大工さんから薪をもらったり購入したりしていました。
しかし、ある時行きつけのお店の方から林業の方を紹介してもらい、商品にならない木材を譲っていただけることに。林業の方と都合の良い時に指定の場所に出向き、玉切りをしてトラックに積み込み、自宅まで丸太を運び、それを自分達で割って薪にしています。
チェーンソーや薪割機を使用する時は、保護具を使用しましょう。
薪ストーブを楽しむ秘訣は、安全対策がとても重要だと思ってます。
節約◎です。
ミックス薪を選ぶ際の注意点
- 樹種 – ミックス薪に含まれる樹種は販売業者によって異なります。事前に確認し、自分の好みに合った樹種が含まれているか確認しましょう。
- 品質 – 乾燥状態や薪のサイズが均一でない場合があります。購入前に品質を確認するか、信頼できる販売業者を選びましょう。
- 煙やスス – 針葉樹が含まれている場合は、煙やススが出やすい場合があります。薪ストーブのメンテナンス頻度が高くなる可能性も考慮しましょう。
薪ストーブ屋さんも沢山の薪販売店とのネットワークがあるので、薪ストーブ屋さんに聞いてみてはいかがでしょうか!
乾燥度合いによる価格差
薪の含水率の違いによる燃焼効率
- 生木 – 伐採したばかりで、水分を多く含んでいる状態。燃焼効率が悪く、煙やススが多いため、最も安価です。
- 半乾燥薪 – ある程度乾燥させているが、まだ水分を多く含んでいる状態。生木よりは燃焼効率が良いが、乾燥薪には劣ります。価格も中程度です。
- 乾燥薪 – 十分に乾燥させており、含水率が20%以下の状態。燃焼効率が良く、煙やススも少ないため、最も高価になります。
具体的な価格差は、樹種や販売業者によって異なりますが、以下のような目安があります。 - 広葉樹 – 乾燥薪は、半乾燥薪よりも1束あたり100~200円程度高くなります。
- 針葉樹 – 乾燥薪は、半乾燥薪よりも1束あたり50~100円程度高くなります。
乾燥薪を選ぶメリット
- 燃焼効率が良い – 乾燥薪は、水分が少ないため、燃焼効率が良く、少ない薪で長時間暖を取ることができます。
- 煙やススが少ない – 乾燥薪は、煙やススが少ないため、薪ストーブや煙突のメンテナンスの手間が軽減できます。また、近隣への迷惑も少なく、環境にも優しいです。
- 着火しやすい – 乾燥薪は、着火しやすく、焚き付けの手間が省けます。
乾燥薪を選ぶ際の注意点
- 価格 – 乾燥薪は、半乾燥薪や生木よりも高価です。予算に合わせて選びましょう。
- 保管場所 – 乾燥薪は、湿気を吸いやすいので、乾燥した場所で保管する必要があります。
- 広葉樹 – 乾燥薪は、半乾燥薪よりも1束あたり100~200円程度高くなります。
- 針葉樹 – 乾燥薪は、半乾燥薪よりも1束あたり50~100円程度高くなります。
おわりに
薪ストーブで使用する薪の値段は、樹種、乾燥状態、販売単位、販売地域などによって大きく変動します。
この記事では、薪の価格に影響する要因、一般的な販売状況、購入時の注意点などを詳しく解説しました。
薪の購入方法も、専門業者から購入する以外にも、ホームセンターや道の駅、ウェーブサイトさらには自分で調達するなど、さまざまな選択肢があります。それぞれのメリット・デメリットを比較検討し、自分に合った方法を選びましょう。
薪ストーブの暖かさは格別ですが、薪選びや購入方法によって、そのコストは大きく変わります。この記事が、あなたの薪ストーブライフをより快適で経済的なものにするための一助となれば幸いです。