薪ストーブのある暮らし、憧れますよね。でも、何から始めればいいか分からない…。
そんなあなたも大丈夫!この記事では、薪ストーブの基本的な使い方から、あると便利なアクセサリー、そして購入場所まで、丁寧に解説します。
薪ストーブのポテンシャルを最大限に引き出す魔法のアイテム、それがアクセサリーです。
この記事では、薪ストーブをもっと快適に、もっと便利にしてくれるアクセサリーを厳選してご紹介。さらに、上手な使い方”や購入場所情報も合わせてチェックしてみてください。
薪ストーブを使いこなすための3つのポイント:吸気、着火、薪の選び方
薪ストーブの安全な使い方は、安全で効率的な燃焼を維持するために欠かせない事です。特に気密性の高い住宅では、適切な空気の吸入と排気が重要となります。
薪ストーブの煙突掃除:安全な排気を確保するために
- なぜ気密性の高い家で煙突掃除が重要なのか?
気密性の高い家は、断熱性が高く暖房効率が良い一方で、室内への空気の流入が制限されがちです。薪ストーブは燃焼のために大量の空気を必要とするため、十分な空気が供給されないと、不完全燃焼を起こしやすくなります。
不完全燃焼は、煙の発生や煤の蓄積を招き、煙突火災のリスクを高めるだけでなく、一酸化炭素中毒の危険性も増大させます。
気密性の高い家での空気の吸入
気密性の高い家では、薪ストーブが必要とする空気の供給が不足する場合があります。その結果、ドラフト(煙突内の上昇気流)が弱まり、煙の逆流や不完全燃焼が起こりやすくなります。
このような問題を防ぐためには、以下の対策が有効です。
- 外気導入 – 薪ストーブに外気を直接取り込むための専用ダクトを設置することで、安定した空気供給を確保できます。
我が家では、薪ストーブに必要な空気を取り込むために、専用のダクトを設置しています。このダクトは、外の新鮮な冷たい空気を天井裏を通してキッチンの冷蔵庫の近くの天井に外気の排出口を付けてます。
さらに、天井裏には電気式のダンパーを取り付けているので、空気の量を自由に調整できるようになっています。これにより、薪ストーブの燃焼状態に合わせて、必要な空気量を効率よく供給することができます。
- 給気口の設置 – 薪ストーブを設置する部屋に給気口を設け、適切な換気を行うことで、室内への空気の流入を促します。
- 窓の開閉 – 薪ストーブを使用する際は、窓を少し開けて換気を行うことも有効です。ただし、開けすぎると暖房効率が低下するため、注意が必要です。(吹雪の日は窓開けが出来ません)
薪ストーブの基本的な薪の選び方
薪ストーブの燃焼効率や排気状態は、使用する薪の種類と品質に大きく左右されます。特に気密性の高い住宅では、適切な薪選びが、安全かつ快適な薪ストーブライフを送る上で非常に重要となります。
薪ストーブに適した薪の種類と選び方
良い薪の条件
- 乾燥 – よく乾燥した薪は、水分含有量が20%以下であることが理想です。湿った薪は燃焼効率が悪く、煙や煤の発生量が増えるだけでなく、タールが煙突内に付着しやすくなります。
- 樹種 – 広葉樹は、針葉樹に比べて密度が高く、ゆっくりと燃焼するため、暖房効果が高く持続時間も長くなります。ナラ、カシ、ケヤキなどがおすすめです。針葉樹は着火しやすいですが、燃焼時間が短く、火の粉が飛びやすいので注意が必要です。
- 太さ – 薪の太さは、火の大きさや燃焼時間を調整するために重要です。太い薪はゆっくりと燃え、火持ちが良いですが、着火しにくい場合があります。細い薪は着火しやすいですが、燃焼時間が短くなります。
- 割れている – 乾燥していて、樹皮が剥がれやすく、割れ目が入っている薪は、燃えやすく扱いやすいです。
- カビや虫食いがない – カビや虫食いの跡がある薪は、燃焼効率が悪く、煙や臭いの原因となることがあります。
- 新鮮 – 長期間放置された薪は、乾燥していても燃焼効率が低下している場合があります。なるべく新鮮な薪を選びましょう。
ストーブの着火を成功させる!重要ポイント
周囲の安全を確認し、薪以外の可燃物が近くにないかを確認しましょう。
薪が十分に乾燥していること、空気の通り道が確保されていることも重要です。着火剤を使い、小さな薪や焚き付けに火をつけ、徐々に大きな薪へと火を広げていくイメージで着火するとよいでしょう。
薪に火を点けるときの注意事項とおすすめの着火方法
- 可燃物の確認 – 周囲に燃えやすいものがないか、十分な距離を確保しましょう。特にカーテンや衣類、家具などには注意が必要です。
- 換気の確保 – 薪ストーブを使用する際は、必ず換気を行いましょう。特に着火時は煙が多く発生するため、十分な換気が必要です。
- 防火手袋の着用 – 火の粉や高温の薪に触れる可能性があるため、防火手袋を着用しましょう。
- 着火剤の適量使用 – 着火剤は適量を使用し、指示に従って正しく使いましょう。過剰な使用は危険です。
- 子供やペットの接近禁止 – 着火中は子供やペットを薪ストーブに近づけないようにしましょう
- 消火の準備 – 万が一の場合に備え、消火器やバケツに水を用意しておきましょう。
- 着火剤の準備 – 新聞紙やダンボルを使用して薪に火を点けると火が付いた紙が煙突から空中に舞うことがあり火災の原因になることもあります。
- 燃えやすいものの投入禁止 – プラスチック、ゴミ、塗装された木材、べニア板などは燃やすと有害物質が発生したり、ストーブが過熱することが有る為ため、絶対に投入しないでください。
- 薪ストーブのドアを開ける – 薪ストーブのドアを開けると冷気が薪ストーブから室内に流れ込んでくる。(通常の着火だと煙が室内にな逆流することもある)
おすすめの着火方法
- 焚き付けの準備 – 着火剤、小枝などを用意し、焚き付けを作ります。
- 焚き付けの設置 – 薪ストーブの底に焚き付けを置き、その上に薪を井桁状に組みます。
- ストーブに合った薪の設置 – ストーブに燃焼に合った薪を置く方向[縦、横置き]
- 空気の供給 – 燃焼を促進するために、空気調整口を開けて十分な空気を供給します。
- 薪の追加 – 火が安定してきたら、徐々に薪を追加していきます。
- 温度管理 – 薪ストーブの温度計を確認し、適切な温度を保つように薪の量や空気調整を行います。
- トップダウン着火法の利用 – 上部から着火することで、効率的な燃焼と煙の発生を抑えることができます。
- ガストーチの活用 – 小さな木くずなどが少なくても薪の着火が楽に出来て便利です。
- ファイヤースターター – 着火剤を使わずに火を起こせるため、環境に優しく、初心者でも簡単に着火できます。
- 焚き付け用の木材 – 杉やヒノキなどの着火しやすい木材を焚き付け用に用意しておくと便利です。
ストーブが冷えてる状態で薪に火を点けたら煙がストーブから室内に煙が逆流してきてびっくりしたなー‼
内容を入力してく煙の感知器が鳴りとても大きな音だったよ。
薪ストーブが冷えている時の注意点と対策
薪ストーブが冷えている時に薪に火を点けると煙が逆流する主な理由は、煙突内の温度が低く、上昇気流(ドラフト)が十分に発生していないためです。
煙突のドラフトの重要性
- ドラフトの重要性 – 薪ストーブの煙突内では、暖かい空気は上昇し、冷たい空気は下降する性質を利用して、上昇気流(ドラフト)が発生します。このドラフトが、煙を効率的に屋外へ排出する役割を果たします。
- 冷えた状態での問題 – 薪ストーブが冷えている時は、煙突内も冷えているため、ドラフトが弱く、湿度等も高い時によく起こります。
- 煙の逆流 – この状態で薪に火をつけると、発生した煙は上昇する力が弱いため、煙突内を上昇できず、室内へと逆流してしまいます。
煙が逆流しない対策は、
- 煙突を温める – 着火前に着火剤などを燃やして煙突内を温め、ドラフトを発生させてから大きな薪を薪ストブに投入する。
- 少量の薪から着火 – 最初は少量の薪でゆっくりと火を起こし、徐々に火力を上げていく。
- 換気を確保 – 薪ストーブを使用する際は、常に適切な換気を心掛ける。
煙の逆流は、不快なだけでなく、一酸化炭素中毒の危険性も高めます。
安全で快適な薪ストーブライフのために、これらの注意事項を守り、適切な着火方法を実践しましょう。
薪ストーブを日常的に使う時のアクセサリーなに? どこで買うの?
薪ストーブの日常的なアクセサリーは、火起こしから後片付けまで、快適かつ安全な薪ストーブライフをサポートします。着火剤や焚き付けはスムーズな火起こしを、灰かき棒やブラシは効率的な掃除を助けます。
さらに、温度計やストーブファンで最適な温度管理を、ストーブガードで安全性を確保することも可能です。これらのアクセサリーを活用することで、薪ストーブの魅力を最大限に引き出し、より充実した時間を過ごせるでしょう。
薪ストーブのアクセサリーって何があるの?
火起こし、燃焼補助
- 着火剤 – 薪への着火を助ける
- 焚き付け – 小枝や薪の木っ端など、着火剤と薪の橋渡し役
- ファイヤースターター – 着火剤を使わずに火を起こせる
- 灰かき棒 – 灰を効率的に除去する
- 火吹き棒 – ピンポイントで空気を送り込み、火力を調整
- 薪の管理・保管
- 薪割り台 – 安全に薪を割るための台
- 薪割り斧 – 薪を割るための斧
- 薪ストッカー – 薪を整理して保管するための収納
- ログキャリー – 薪を運ぶためのバッグやキャリー
- 薪ラック – 薪を乾燥させるためのラック
- 薪水分計 – 薪の乾燥状態をチェックする
薪ストーブ、他
- 薪ストーブファーン – 薪ストーブの背面にブロワーファーンを取り付けし本体の熱を効率よく部屋中に循環します。このファーンは、家庭用電源で、ストーブの鉄板の温度が厚くなるとファーンの羽が回りだし温度が下がるとファーンが自動で止まる物もあり、スピードコントロールが出来るファーンもあるようです。
- 薪ストーブの天板に置くファーン – このファーンは、熱によって羽根が回転する仕組みになっています。薪ストーブの天板に置くことで、暖炉の熱を利用して羽根がゆっくりと回転し、部屋の空気を循環させる効果があります。また、そのユニークな動きは、視覚的にも楽しめます。
- 天井ファーン 他- シーリングファーンや、サーキュレーターで部屋の空気を循環させると、部屋の温度のバラツキがが少ないようです。
おわりに
沢山のアクセサリーがありますが、ウェーブショツプ、Amazon, 楽天市場、薪ストーブ専門店、ホームセンター等から購入できます。薪を入れるバックを私は6個ほど持っています。
薪ストーブ1台にバック6個も?
そーです。大きなバック、小さなバック、お洒落なバック、様々です。ついつい欲しくなってあれもこれもと、買ってしまうのです。
薪ストーブの魅力は火だけじゃなく、小物や、メンテナンス用品、とても重労働な薪の準備、けど、私は薪ストーブを使うとワクワクします。
あれもこれもと色々な事を考え、ノートに日々のストーブの状況を記録し、部品を注文し、沢山のアクセサリーを色々な所で買っています。
安全には、十分気を付けて薪ストーブライフをたのしみましょう。