カッターナイフなんてどれも同じでしょ?そう思っていませんか?
実は、職人の世界では、用途や使い勝手に合わせて様々なカッターナイフを使い分けているんです。
今回は、プロの視点から厳選したこだわりのカッターナイフを徹底比較!それぞれの魅力を深掘りし、あなたにぴったりの一本を見つけるお手伝いをします。
切れ味で選ぶカッターナイフ
職人の世界では、用途に合わせて様々なカッターナイフを使い分けています。
切れ味抜群のカッターナイフは、作業効率をアップさせるだけでなく、仕上がりの美しさにも貢献します。
刃の材質で変わる切れ味
- カッターナイフの刃には、主に炭素鋼、合金鋼、ステンレス鋼、セラミックなどが使用されています。
炭素鋼は切れ味が鋭いですが、錆びやすいのが欠点。
合金鋼は、炭素鋼にクロムやモリブデンなどを添加することで、錆びにくさと切れ味のバランスを向上させています。
セラミックは、非常に硬く切れ味が長持ちしますが、衝撃に弱いという特徴があります。
それぞれの金属の硬さが異なります。 - 刃の角度と研磨
刃の角度は、切れ味に大きく影響します。鋭角な刃は切れ味が良いですが、耐久性が低くなります。
また、刃の研磨方法によっても切れ味が異なります。
それぞれのメーカーの職人が機械の調整をし、研磨した刃は、非常に鋭い切れ味を誇ります。 - 切れ味を長持ちさせる方法
カッターナイフの切れ味を長持ちさせるためには、適切な使い方とメンテナンスが重要です。刃をこまめに折る、使用後は刃を収納する、油をさすなどのケアを心がけましょう。
(けが防止のため刃折器の使用をおすすめします。) - 切れ味テストの結果
様々な素材(紙、段ボール、布、フィルムなど)を用いて、各カッターナイフの切れ味をテストしました。
その結果、鋭角黒刃は、切れ味の鋭さと持続性のバランスに優れていることが分かりました。
使いやすさで選ぶカッターナイフ
- グリップの形状は、手にフィットしやすいかどうかを左右する重要な要素です。
また、グリップの素材も、滑りにくさや握り心地に影響します。
ゴムやエラストマーなどの素材は、滑りにくく、手に馴染みやすいのが特徴です。 - 重量バランス
カッターナイフの重量バランスは、使いやすさに大きく影響します。
重心が手元にある方が、安定して作業することができます。 - 刃の交換方法
刃の交換が簡単なカッターナイフは、作業効率アップに繋がります。
ワンタッチで刃を交換できるオートロック式や、ネジ式、5~6連発式、スライド式など、様々な交換方法のナイフがあります。 - 左利き対応
左利きの人でも使いやすいように、左右対称のデザインや、刃の向きを調整できるカッターナイフもあります。 - 人間工学に基づいた設計
人間工学に基づいて設計されたカッターナイフは、手に負担をかけにくく、長時間作業でも疲れにくいのが特徴です。
握りやすさ、滑りにくさ、刃の出し入れのしやすさなど、細部にまでこだわった設計がされています。
用途で選ぶカッターナイフ
用途に特化したカッターナイフで、作業効率を最大化しましょう。
紙や薄いフィルムを切る
- 紙や薄いフィルムを切る場合は、刃先が鋭く、薄い刃が適しています。
アートナイフやデザインナイフは、細かい作業に最適です。(合金鋼の刃物) - 段ボールや厚紙を切る。
段ボールや厚紙を切る場合は、刃厚があり、強度が高いカッターナイフを選びましょう。
大型のカッターナイフや、刃が折れないタイプのカッターナイフがおすすめです。
(大刃、特大H刃など) - 布や革を切る
布や革を切る場合は、刃先が丸みを帯びているロータリーカッターや、布切り専用のハサミカッターが適しています。 - カーペットやゴムを切る
カーペットやゴムなど、厚みのある素材を切る場合は、刃が大きく、(特大H刃など)頑丈刃厚のカッターナイフが必要です。 - 特殊な用途に合わせたカッターナイフ
壁紙を切るための壁紙用カッターナイフ、フィルムを貼るためのフィルム用カッターナイフ、布などを切るためのロータリーナイフ、円を作るためのコンパスナイフなど、特殊な用途に合わせたカッターナイフもあります。
サイズ | 刃幅(mm) | 刃厚(mm) | 用途 | 適合する用途 |
小型 | 9 | 0.38 | 薄い紙、フィルム、壁紙などの切断 | アート、デザイン、内装職など |
中型 | 12.5 | 0.45 | 紙、段ボール、布などの切断 | 万能 |
大型 | 18 | 0.5 | 厚紙、革、ゴムなどの切断 | 大きなものを切断 |
特大型 | 25 | 0.7 | 合板、木、プラスチックなどの切断 | 硬いものの切断 |
刃厚が厚いほど、より厚い材料を切断することが可能です。
刃幅が広いほど、直線切が楽になります。
安全性で選ぶカッターナイフ
安全第一!怪我のリスクを軽減するカッターナイフ選び。
安全機能が充実したカッターナイフで、安心して作業に集中できます。
どのような種類のがあるの
- オートロック式
オートロック式は、使用時に刃を任意の長さに固定し、使用後は、刃をボディーに収納する
安全機構のナイフです。
不意に刃が出てしまうことを防ぎ、安全性を高めます。 - ネジロック式
ネジロック式は、ネジで刃を固定するタイプです。
刃がしっかりと固定されるため、安全性が高いのが特徴です。
刃をボディーに収納後、ねじロックで刃物を固定し忘れると、不意に刃が出て、怪我をする恐れがあります。 - 折りたたみ式
折りたたみ式は、使用しない時は刃を本体に収納できるタイプです。
携帯性に優れ、安全面でも安心です。 - 刃先保護カバー
刃先保護カバーは、刃を収納していない時に刃先を覆うカバーです。
怪我の防止に役立ちます。 - 滑り止めグリップ
滑り止めグリップは、グリップ部分に滑り止め加工が施されているタイプです。
しっかりと握ることができ、安全性を高めます。
価格で選ぶカッターナイフ
- 100円均一のカッターナイフ
100円均一でも、十分に使えるカッターナイフが販売されています。
簡単な作業や、一時的な使用であれば、100円均一のカッターナイフで十分でしょう。 - 500円~1000円のカッターナイフ
500円~1000円のカッターナイフは、耐久性や使いやすさが向上します。
日常的に使用する場合は、この価格帯のカッターナイフがおすすめです。 - 1000円以上のカッターナイフ
1000円以上のカッターナイフは、高品質な素材を使用し、高度な技術で製造されています。
プロの職人や、長期間使用したい場合は、1000円以上のカッターナイフを選びましょう。 - 替え刃のコストパフォーマンス
カッターナイフを選ぶ際には、替え刃のコストパフォーマンスも考慮しましょう。
替え刃の価格や入手しやすさを確認しておくと、ランニングコストを抑えることができます。 - セット販売でお得に購入
カッターナイフと替え刃がセットで販売されている商品もあります。
セットで購入することで、お得にカッターナイフを手に入れることができます。
人気メーカー別カッターナイフ比較
- オルファ
オルファは、カッターナイフのパイオニアとして知られるメーカーです。
切れ味、耐久性、安全性に優れたカッターナイフを数多く製造しています。 - 貝印かみそり
貝印 職専 プロ用 は、カッターの切れ味に特化したカッターナイフで、高耐久、超鋭角、左右兼用、オートロックで、ボディーとツメはステンレス製です。 - NTカッター
NTカッターは、デザイン性と機能性を両立させたカッターナイフを製造するメーカーです。
人間工学に基づいた設計で、使いやすさに定評があります。 - タジマ
タジマは、プロの職人向けの工具を製造するメーカーです。
耐久性が高く、過酷な現場でも使えるカッターナイフをラインナップしています。 - コクヨ
コクヨは、文房具メーカーとして知られていますが、カッターナイフも製造しています。
オフィスや学校で使いやすい、シンプルなデザインのカッターナイフが特徴です。 - プラス
プラスも、文房具メーカーとして知られていますが、カッターナイフも製造しています。
安全性に配慮したカッターナイフを数多くラインナップしています。 - ムラテックKDS
切れ味と耐久性に優れた高品質な刃が特徴で、人間工学に基づいた疲れにくく握りやすいグリップを採用しています。 - スコッチ
切れ味が長持ちするチタンコート刃を採用したカッターナイフがあり、刃折器が内蔵されているなど、安全性を重視した設計です。
- 長谷川刃物
長谷川刃物は、ハサミや包丁、カッターナイフなどの刃物に特化した会社で、製造業や物流会社、商店などでは、段ボールカッターが重宝されています。

ちょこおは何個もカッターナイフを持ってるよね。

うーん、10個位あるよ。

自分ばっかり散財して、いいなー。

違うよ、仕事上、沢山の違う種類のカッターナイフと替え刃がいるんだよ!
僕は、オルファ(折る刃) の特大H型のシンプルなカッターナイフを28年くらい
愛用してるんだ。
鋭角研磨された特選黒刃や職専黒刃の替え刃が好きだね。
オルファの名前の由来は《折る刃》がオルファとなり、世界のOLFAになったのですね。
私も、たまに海外に行きOLFAの製品を海外で目にして外国の企業だろうと思ってましたが、調べてみるとオルファは大阪発祥の会社で驚きました。
オルファ 特大H型刃
- 重作業に特化したカッターナイフ。
ラバー製滑り止めやエラストマ樹脂グリップで作業効率UP。 - 刃厚0.7mmx25mm幅の強靭な刃物で満足な切断面。
- オルファの特大H型は、その名の通りプロ仕様のカッターナイフ。
切れ味抜群の特専黒刃は、繊細な作業に最適でH型鋸替え刃を使えば小さな木材の切断も可能。 - 替え刃は3種類で鋭角研磨の特選黒刃、25mm幅の通常替え刃、H型鋸刃があります。
刃の交換も簡単で、初心者からプロまで幅広く愛用されています。
オルファ リミテッドAKアートナイフ
- 切れ味と耐久性に優れた、ハイグレードなアートナイフ。
- オルファ リミテッドAKは、32.8度の刃を採用し、切れ味の持続性が高いのが特徴
- 数量限定のプレミアムなアートナイフです。
- 人間工学に基づいたグリップデザインで、長時間の作業でも疲れにくい。まさに、職人のためのアートナイフと言えるでしょう。
オルファリミテッドAL 《限定販売》
リミテッドALは、限定カラーで人気のある大型のカッターナイフです。
このリミテッドシリーズは、2021年から続く限定色モデルで、今年はコズミックパープルと、コズミックグリーンがあり、とても評判の良いカッターナイフです。
刃は、フッ素加工+特専黒刃で刃の研磨角度が鋭角で切れ味がよく、切れ刃の鋭角な研磨角度とフッ素加工で段ボールなど切り裂く時の抵抗も減らし、テープや伝票の、糊などが刃物にくっいてもフッ素加工で心配いらず。
2024年11月22日発売、数量限定で発売するようです。
↓OLFAリミテッドAL↓
引用元 – オルファ 公式サイト
貝印かみそり 職専 カッター大 オートロック
- 本体は強靭な材質のステンレス鋼を採用し、雨や、汗でも錆びない本体です。
- 抗菌、硬質ラバーを使い、疲れしらず。
- 梱包や開封作業や、ペンキの蓋開けに便利な金属ツメが付いてます。
- 替え刃のラインナップも5種類から選べ職人にとっては大変重宝します。
- お求めやすい価格も魅力の一つです。
NTカッター L-2000P
- アルミダイキャストボディーに、替え刃を6枚収納できるカッターナイフ。
- 長時間の作業でも疲れにくいカッターナイフ。
- NTカッターのL-2000Pは、オートロックとねじ式ロックのハイブリットカッターナイフです。
- オートロック式スライドで、刃の出し入れもスムーズ。
- 安全性と使いやすさを両立したカッターナイフです。
タジマ DFC-L560W
- 建築現場で活躍するL型カッターナイフ。
- 頑丈な総焼き入れ仕様ボディで、ハードな作業にも耐えられる。
- タジマのGDFC-560Wは、落下防止コードを取り付けられる穴付き。
- 高所作業でも安全に使える、プロ仕様のカッターナイフです。
- 刃厚0.5mmの18mm幅のL型カッターナイフは、厚紙やゴムシートのカットに最適です。
コクヨ 安心構造カッターナイフ
- 軽くて携帯性に優れた、カッターナイフで細かな作業に最適。
- コクヨのフレーヌは、オートロック付きで安全に持ち運び可能。
- 切る、刃を折る、刃の交換時にも安全性に配慮し、刃に手を触れづに刃の交換ができます。
- 刃にはフッ素加工がされ、のりなどが刃にくっつきにくいです。
- リーズナブルな価格も嬉しいポイントです。
ムラテックKDS セーフティL
- 本体ボディーには再生樹脂100%使用で環境に配慮。
- 軽い力で切断できる、高精度なカッターナイフ。
- ムラテックKDSのセーフティLは、刃折具キャップ付きで安心親切設計。
- 刃を折る際に、手を傷つける心配がありません。
- グリップエンドに、落下防止コードを取り付けられる穴付き。
スコッチ チタンコートカッター TI-CHS
- チタンコーティング刃で、切れ味が長持ちするカッターナイフ。
- スコッチのチタンコートカッターは、通常より鋭角加工刃を使用してますのでより切れ味がに満足すると思います。
- グリップには、滑り止め加工が施されています。
- 握りやすく、安定した作業が可能です。
長谷川刃物 段ボールのこ ダンちゃん(DC-15)(DC-30)
- 段ボールの開梱作業に特化したカッターナイフ。
- 刃がギザギザになっており、段ボールをスムーズにカットできます。
- 長谷川刃物のダンちゃんは、安全カバー付きで、刃が不用意に出るのを防ぎます。
- コンパクトで軽量なので、持ち運びにも便利。
- 刃の交換も簡単です。
カッターナイフの基本と選び方|プロが教える3つのポイント
カッターナイフの種類が多くて、どれを選べばいいのかわからない…そんな悩みをお持ちのあなたへ。
プロが教える3つのポイントを参考に、自分にぴったりのカッターナイフを見つけましょう。
刃の種類
- カッターナイフの刃には、大きく分けて『特大』「大』『中』『小』の3種類があります。
用途に合わせて、適切なサイズを選びましょう。 - 刃の材質も重要です。一般的なのは、炭素鋼製の刃。
切れ味が良く、価格もリーズナブルです。 - 耐久性を重視するなら、ステンレス製の刃がおすすめ。
錆びにくく、長持ちします。
グリップの形状
- グリップの形状は、使いやすさに大きく影響します。
自分の手に合ったグリップを選びましょう。 - 丸型、角型、エルゴノミクスデザインなど、様々な形状があります。実際に握ってみて、しっくりくるものを選びましょう。
- 滑り止め加工が施されているグリップは、安全性も高くおすすめです。
刃の交換方法
- カッターナイフは、刃を交換することで、長く使い続けることができます。
刃の交換方法をマスターしましょう。 - 刃の交換方法は、カッターナイフの種類によって異なります。
取扱説明書をよく読んでから、交換しましょう。 - 使用後の刃は刃折器に入れけがの防止に努めましょう。
カッターナイフのメンテナンス術|切れ味を長持ちさせる秘訣
職人は、道具を大切に扱うことで、より良い仕事を生み出すことができます。
今回は、カッターナイフの切れ味を長持ちさせる、メンテナンス術をご紹介します。
刃の清掃
- 使用後は、刃に付着した汚れや接着剤を、布やブラシで丁寧に落としましょう。
- 錆を防ぐために、水気をしっかり拭き取ることが大切です。
- 油を薄く塗布しておくと、より効果的に錆を防ぐことができます。
保管方法
- 使用しない時は、刃を収納し、安全な場所に保管しましょう。
- 高温多湿の場所を避け、直射日光の当たらない場所に保管してください。
- 子供の手の届かない場所に保管することも重要です。
【安全第一!】カッターナイフの正しい使い方|怪我を防ぐための注意点
カッターナイフは、便利な道具であると同時に、使い方を誤ると大変危険な道具に変わります。
安全にカッターナイフを使うために、知っておくべき注意点をご紹介します。
刃の向き
- カッターナイフを使う際は、刃の向きに注意しましょう。
- 刃を自分や周りの人に向けないようにしてください。
- 作業中は、常に刃の動きに注意を払い使い終わったカッターナイフの刃はボディーの中にしまいましょう。
力の入れ方
- 古くて切れが悪いナイフの刃に必要以上の力を入れずに、速やかに新品の替え刃に交換し、
滑らかにカットしましょう。 - 力任せにカットすると、刃が滑ったり、折れたりする可能性があります。
- 特に、新しく替え刃を交換した時は、自分が思っているよりも刃の切れ味が良くなっているので、切る方向に手や足などをを近づけないようにして注意しカッターナイフを使用する必要があります。
作業環境
- 安定した場所で作業を行いましょう。
- 滑りやすい場所や不安定な場所での作業はけがをする確率が高くなるので避けましょう。
- 周囲に人がいないことを確認してから、作業を始めましょう。
プロが教える!カッターナイフの選び方
- 用途を明確にする
カッターナイフを選ぶ際は、まず使用用途を明確にしましょう。
どのような素材を切るのか、どのような作業をするのかによって、最適なカッターナイフは異なります。 - 切れ味と耐久性のバランス
切れ味と耐久性は、トレードオフの関係にあります。切れ味が良いカッターナイフは、耐久性が低い傾向があります。
用途に合わせて、最適なバランスのカッターナイフを選びましょう。 - グリップの形状と素材
グリップの形状と素材は、使いやすさに大きく影響します。
自分の手に合ったグリップのカッターナイフを選びましょう。 - 安全性を確認
カッターナイフは、使い方を誤ると怪我をしてしまう危険性があります。
安全機能が充実したカッターナイフを選び、安全に作業しましょう。 - 価格と性能のバランス
カッターナイフは、価格も重要な要素です。
予算に合わせて、性能と価格のバランスを考えましょう。
締めくくり
今回の記事では、職人が選ぶこだわりのカッターナイフを、切れ味、耐久性、使いやすさ、用途、安全性、価格といった様々な観点から徹底比較しました。
カッターナイフは、一見どれも同じように見えますが、素材、刃の形状、製造工程など、細部にまでこだわって作られています。
今回の記事を参考に、あなたも自分に合ったカッターナイフを職場やお家で数本求め自分に合った
カッターナイフを見つけて、作業効率をアップさせましょう!
この記事は、以下の情報サイトを参考にし作成しました。
引用元 – オルファ株式会社 https://www.olfa.co.jp/