作業服を選ぶポイントは、動きやすく、汚れが目立ちにくく機能的で生地の強靭さが作業服を選ぶ
第一のポイントです。
ポケットの配置が機能的でポケットにファスナーやフラップ(ポケットのフタ)があり、ポケットの深さやポケットの生地の強さなども購入の第二のポイントとします。
袖や肘、膝、お尻の生地に補強の為の生地が有ればさらに購入するポイントが高くなります。
常に5~8枚ほどの作業服をかわるがわる着用していけば、作業服の着用年数もかなり長く、
毎日着用しても平均で、5年から8年程持ちます。
ある一枚の作業服がクタビレてきたなと感じたら、新品の作業服を購入し、なるべく出費が少なくなるようにしています。
作業服の種類と選び方 ‐ 職種別に最適な選択肢を探る
現場での動きやすさを確保するためには、ストレッチ素材や軽量設計が重要です。
特に長時間の作業では快適性が大きな差を生むため、素材選びがポイントとなります。
建築現場向けおすすめ作業服
Q1 – 建築現場で最も重要な作業服の機能は何ですか?
A1 – 建築現場では、安全性と耐久性が最も重要です。
伸縮性があり、強度な素材を使用し、視覚性に優れた反射材が付いた作業服が理想的です。
ストレッチ性のある素材を採用したものは、動きやすさを確保しつつ、長時間の作業でも快適に過ごせ、多機能ポケットが付いているものは、工具や小物の収納に便利で作業効率を上げることができます。
冬場であれば、ネックウォーマーや、ダウンのベストがを着用すると重ね着でわきの下がゴワゴワすることも少ないです。
さらに、撥水加工や防汚加工が施されているものを選ぶと、突然の雨や汚れにも対応でき、快適性も向上し作業効率が上がるでしょう。
Q2 – 電気工事現場に適した作業服の特徴は何ですか?
A2 – 電気工事の現場では、静電気対策と難燃性が重要になる場合があります。
防爆工事などの現場では、静電気防止加工が施された素材の作業服を使用し、金属部分を最小限に抑えた作業服が適しています。
また、万が一の火災に備えて難燃性素材を使用したものを選ぶことも安全面を考慮すると重要です。
工具や端子などの部材を収納できる多機能ポケットが付いているものや、膝、お尻などの部分に補強が入ったデザインのものは、作業服の耐久性を高めます。
軽量で通気性の良い素材を選ぶことで、長時間の作業でも快適に過ごせます。
Q3 – 溶接作業に適した作業服の条件は何ですか?
A3 – 溶接作業では、耐熱性と難燃性が最も重要です。
綿100%や難燃性繊維を使用した作業服が適しており、特に首元や手首、足首などの露出部分を最小限に抑えたデザインが重要で、皮製、難燃性のエプロン、手っ甲、バンダナなどを使用することで、火花や金属片などから身を守ることが出来、厚手の生地を使用した作業服が理想的で安全に繋がります。
(溶接作業服 JIS T 8128、耐熱耐炎服 JIS T 8129、難燃作業服 JIS T 8130、)
さらに、汗を素早く吸収し発散させる吸汗速乾性能を持つ素材の作業服やインナーを選ぶことで、長時間の作業でも快適に過ごせます。
また、野外の現場でタンクの補修作業、暗所な室内現場でも反射材付きのものを選ぶと、他の作業者からの視認性も向上し、より安全に作業できます。
Q4 – 塗装作業に適した作業服の特徴は何ですか?
A4 – 車などの塗装作業には、塗料の付着を防ぐスクリーンスーツなどを着用するため、通気性に優れストレッチ性の高い作業服がおすすめです。
通常の建築作業の塗装などは、撥水加工や防汚加工が施された作業服が適しています。
通気性の良い素材を選ぶことで、炎天下の下での長時間の作業でも快適に作業が出来、軽量でストレッチ性の動きやすい素材を使用したものは、高所な場所から、狭く低所な場所の細かい作業にも適しています。
ポケットが少なく、塗料やパテの研ぎ後の粉などが付きにくいデザインのものを選ぶと、作業効率が上がります。
作業服のカラーバリエーションが豊富なものを選ぶことで、塗料の色と近い作業服の色を合わせることで、塗料の付着が目立ちにくくなる事もあります。
Q5 – 空調服の選び方で注意すべきポイントは何ですか?
A5 – 空調服を選ぶ際は、まず作業環境に適した素材とデザインを選ぶことが重要です。
屋外作業が多い場合はUVカット機能付きのものが適しており、防水性能も考慮する必要があります。ファンの性能と騒音レベル、バッテリーの持続時間も重要なポイントです。
(空調服と同じく、空調ヘルメットも大変重宝されてます)
ファンの取り付け位置や風量調節機能、洗濯のしやすさなども確認しましょう。
最近では、ガス検知器と連動して自動的にファンが停止する安全機能付きの製品も登場しており、危険な環境での作業には特に有効です。
Q6 – 女性向けの作業服で重要なポイントは何ですか?
A6 – 女性向けの作業服では、体型に合ったサイズ感と動きやすさが重要です。
特に、ウエストやヒップ周りにゆとりを持たせたデザインや、ストレッチ素材を使用したものが適しているようです。
女性特有の体型に合わせた細身のシルエットや、腰回りのダーツ加工などがあるものを選ぶと、作業効率が上がり、色やデザインにも気を配ることにより、職場の雰囲気も明るくなります。
吸汗速乾性や防臭機能が付いたものを選ぶと、長時間の作業でも快適に過ごせます。
最新トレンド作業服 – 機能性とファッション性の融合
空調服やヒーター付きジャケットなど、季節に応じた高機能ウェアも注目されています。
これらは特に過酷な環境で働く職人におすすめです。
スタイリッシュデザインの新潮流
Q1 – 最新の作業服トレンドにはどのような特徴がありますか?
A1 – 最新の作業服トレンドは、機能性とファッション性の融合が特徴で、従来の丈夫さや実用性に加え、スタイリッシュなデザインや洗練されたカラーリングが取り入れられています。
例えば、スリムフィットタイプの作業着や、カジュアルウェアのようなデザインの作業服が人気です。
腰痛持ちや、歳と共に体の変化がある方には、ゆとりのある作業服が人気があり、その中でもカーゴパンツは左右の太ももに大きなポケットがある為、狭小の作業の時にも対応でき易いです。
環境に配慮したリサイクル素材の使用や、抗菌・防臭機能を備えた高機能素材の採用も増えています。
Q2 – ヒーター付きジャケットの利点は何ですか?
A2 – ヒーター付きジャケットの主な利点は、寒冷環境下での作業効率と快適性の向上で、内蔵されたヒーターにより、体幹部を中心に均一に暖めることができ、厳しい寒さの中でも体温を維持できます。
防寒着と比べて短時間でヒーター線を温め軽量かつ動きやすいため、作業の妨げになりにくいのが特徴です。
温度調節が可能なため、作業の強度や外気温に応じて最適な温度設定ができ、バッテリーを節約できることも利点のひとつです。
Q3 – 空調服の最新技術にはどのようなものがありますか?
A3 – 空調服の最新技術には、様々な革新的な機能が搭載されています。
例えば、センサーを活用した自動温度調節機能があり、作業者の体温や外気温などを感知して最適な冷却を行います。
太陽光発電パネルを組み込んだモデルも登場し、バッテリー寿命の延長や環境負荷の低減を実現し、さらに、防水性能を大幅に向上させた新素材の採用や、ファンの音を極限まで抑えた静音設計など、作業環境に応じた特殊機能も充実しています。
安全面では、ガス検知器と連動して自動的にファンを停止する機能を搭載したモデルも開発されており、化学プラントなどの危険な作業現場での安全性が向上しています。
ファーンコントローラーにBluetoothを搭載し、スマホの専用アプリで風量などが変えられるモデルもあります。
メーカー | 村上被服 HOOH |
空調風神服サンエス系 | クロダルマAir-Sensor | シンメンS-AIR | 桑和 SOWA |
シーベック XEBEC |
バートルBURTLE |
最大電圧 | 19V | 24V | 20V | 20V | 20V | 18V | 22V |
最大風量 | 97ℓ/秒 | 100ℓ/秒 | 106ℓ/秒 | 102ℓ/秒 | 97ℓ/秒 | 106ℓ/秒 | 100ℓ/秒 |
稼働時間 | 19V-30分 12V-10時 |
24V-5分15V-8時間9V-24時 | 20V-30分14V-8.5時 5V-20時間 |
20V-1時間 14V-8時間 |
20V-2分 15V-5.7時8V-32時間 |
18V-20秒 15V-5.4時 |
22V-1時間 15V-5時間 |
風量/8H後 | 60/㍑ | 65/㍑ | 78/㍑ | 75/㍑ | 62/㍑ | 62/㍑ | 49/㍑ |
Q4 – スタイリッシュな作業服が増えている理由は何ですか?
A4 – スタイリッシュな作業服が増えている主な理由は、職場環境の変化とワークライフバランスの重視にあり、多くの企業が、従業員の満足度向上や企業イメージの刷新を目的に、おしゃれな作業服を採用するようになりました。
作業服とプライベート服の境界が曖昧になり、仕事後の予定にそのまま対応できるおしゃれな作業服への需要が高まっており、若い世代を中心に、仕事中でも自己表現やファッションを楽しみたいという欲求が強まっていることも要因の一つです。
これらの需要に応えて、ファッションデザイナーとのコラボレーションや、最新のファッショントレンドを取り入れた作業服が次々と登場しています。
Q5 – 環境に配慮した作業服の特徴は何ですか?
A5 – 環境に配慮した作業服の特徴として、まずリサイクル素材の使用、植物由来素材の使用が挙げられ、植物由来の原料の使用された染色を施しています。
生分解性素材を使用し、廃棄時の環境負荷を低減させた作業服も登場しています。
製造過程においても、水使用量の削減や有害化学物質の不使用など、環境への配慮が徹底されています。(2020年環境省の調べで洋服1着当たり必要な水は約2.370リットルでした。)
さらに、耐久性を高めることで長期使用を可能にし、廃棄物の削減に貢献し、カーボンオフセット付きの作業服や、使用済み作業服の回収、リサイクルサービスを提供するブランドも増えており、製品のライフサイクル全体を通じた環境配慮が進んでいます。
Q6 – 作業におけるウェアラブルテクノロジーの活用例を教えてください。
A6 – 作業におけるウェアラブルテクノロジーの活用は、安全性と生産性の向上に大きく貢献し、バイタルサインモニタリング機能を搭載した時計は、作業者の心拍数や体温、姿勢などをリアルタイムで監視し、異常を検知すると管理者に通知します。
センシングフィードバック、検知 ー(センシング)、制御 ー(フィードバック)と呼ばれています。
また、高性能なスマートウォッチを使えば、GPSや加速度センサーを使用し、作業者の位置情報や転倒検知を行い、緊急時の迅速な対応を可能にするようです。
人気ブランド別作業服比較 – BURTLE、AITOZ、XEBECなど
バートルはストレッチ素材を使用した動きやすいデザインが特徴で、多くの現場で支持されています。一方で価格帯も手頃なのが魅力です。
アイトスはデザイン性と機能性を両立した製品が多く、特に若い世代から人気があります。また、環境に配慮した素材の作業服もあり環境配慮にも優れています。
XEBECは耐久性と安全性を重視した製品ラインナップが特徴で、厳しい環境下で働く職人に最適です。
BURTLE、AITOZ、XEBECほか
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BURTLE (バートル)
BURTLEは、スタイリッシュでおしゃれなデザインが特徴の作業服ブランドです。
主な特徴 – デザイン性の高さと機能性を両立
ストレッチ素材や軽量設計を採用し、動きやすさを重視
空調服など最新テクノロジーを取り入れた商品展開
プライベートでも着用できるようなカジュアルなデザイン
人気商品 – 空調服ジャケット
ストレッチカーゴパンツ
デニム風作業着
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AITOZ(アイトス)
AITOZは、100年以上の歴史を持つ老舗ワークウェアメーカーで、幅広い業種・職種に対応した作業服を提供しています。
主な特徴 – 「ムービンカット」という立体裁断製法による優れた動きやすさ
光電子繊維やディアプレックスなど最新テクノロジーの採用
環境に配慮したエコ素材の使用とSDGsへの積極的な取り組み
豊富なサイズ展開(SS~6L、ウエスト65~130cm)
多彩なブランド展開(AZITO、Wrangler、TULTEX、NEPUKAなど)
人気商品 – AZITOシリーズ(カジュアルでスタイリッシュな作業服)
空調服(最新の安全機能を搭載したモデルも展開)
エコT/Cニューベーシックシリーズ(静電気耐電防止素材使用)
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XEBEC (ジーベック)
XEBECは、高品質で信頼性の高い作業服を提供するブランドとして知られています。
主な特徴 – 耐久性と機能性を重視した設計
幅広い職種に対応する豊富な商品ラインナップ
JIS規格適合の制電性能を持つ作業服も展開
安定した品質と供給力
人気商品 – 現場服ストレッチシリーズ
エコTCストレッチブルゾン
空調服
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TS DESIGN
TS DESIGNは、独自の高機能素材を使用した作業服で知られています。
主な特徴 – 「TS4Dストレッチ」「TSハイブリッドコットン」などの独自素材開発
着用者の動きやすさを重視した設計
スタイリッシュなデザインと機能性の両立
環境に配慮したエコ素材の使用
人気商品 – 無重力ゾーンシリーズ (軽量・ストレッチ素材)
ステルスジャケット (スーツライクな作業服)
4Dストレッチシリーズ
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ミドリ安全
ミドリ安全は、安全性と機能性を重視した作業服で知られる大手メーカーです。
主な特徴 – 素材選定から縫製まで独自の国内外ネットワークを活用した高品質な製品開発
JIS規格に適合した帯電防止性能を持つ作業服の展開
環境に配慮したエコマーク認定商品の販売
多様な職種に対応する豊富な商品ラインナップ
人気商品 – ベルデクセルシリーズ (高機能ストレッチ素材使用)
プランテックスシリーズ (植物由来素材を使用したエコ製品)
高視認性安全服 (JIS T8127規格適合)
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寅壱
寅壱は、デザイン性と機能性を両立させた作業服で人気の老舗メーカーです。
主な特徴 – デニム作業着など、ファッション性の高い製品開発
職人の声を反映させた機能的な設計
ストレッチ素材の積極的な採用による高い動きやすさ
岡山県の地場産業を生かした高品質な製品作り
人気商品 – デニムワークシリーズ (カジュアルにも使えるデザイン)
ストレッチカーゴパンツ (動きやすさを重視)
INFINITY MAXシリーズ (高強度・高機能素材使用)

先日ちょこおの着とったピチピチの作業服は昭和の香りがしたのー
ワハハーびっくりしたぞーワハハー

家の外壁の色塗りだったので、昔着ていた着古しの作業服を着用していたんですよ。

通りを歩いていた人が、ちょこおの作業服を2~3度見して笑っていたよ。
僕まで恥ずかしかったよ。

会社の作業服は、ゆったり目のデニムカーゴパンツの作業ズボンで、ジャケットは仕事に応じて変えているんだよ。

僕はミドリのUnion Allのデニムツナギで車やバイク、DIYをするのが夢なんだ
ワン、かっこいよねー

DickiesのD-706とUnion Allのデニムのツナギが、かっこいいよね。
●
Jawin(ジャウィン)
Jawinは、自重堂が展開する次世代カジュアルワークウェアブランドで、若い労働者向けにスタイリッシュで機能的な作業服を提供しています。
主な特徴 – ヨーロピアンテイストやワイルド、スポーティなデザインの採用
ストレッチ性、通気性、耐久性に優れた高機能素材の使用
細部にまでこだわったファッション性の高い設計
5L、6Lサイズやウエスト110cm超えの大きいサイズから、レディースサイズまでの豊富なサイズ展開
消臭・抗菌機能、接触冷感効果など、作業時の快適さを追求
人気商品 – 52100シリーズ (赤いファスナーをアクセントにしたデザイン)
56900シリーズ (ストレッチデニムを採用した動きやすい作業服)
空調服 (最新の安全機能を搭載したモデルも展開)
これらのブランドは、それぞれ異なる特徴を持っており、作業環境や個人の好みに応じて選択することが重要です。
BURTLEはデザイン性、AITOZは環境配慮とデザイン、XEBECは信頼性、TS DESIGNは高機能素材、ミドリ安全は素材と快適性、寅壱は機能性、自重堂は品質と革新、などが強みとなっています。
締めくくり
作業服は単なる服装ではなく、職人の方々にとって重要な装備です。
本記事では、動きやすさを重視した作業服の選び方から、汚れが目立ちにくい色やデザインの特徴、さらにはカーゴパンツのような個性を出しつつ機能性も確保できる物や、各ブランドなどを解説し、職種別のおすすめコーディネート、そして作業効率を上げるためのポケット活用術や収納アイテムの選び方まで、詳細に紹介しました。
これらの知識を活用することで、皆さまの作業環境がより快適になり、プロフェッショナルとしての誇りを持って仕事に臨めることでしょう。
作業服は、皆さまの技術と経験を最大限に発揮するための重要なパートナーなのです。
複数の病院の先生から、作業服のお尻のポケットに財布や携帯等を入れて作業や車の運転を行うと姿勢が崩れ、腰痛を発症させるリスクが高まる事が多々あるので、ズボンの後ろポケットには物を入れないように注意をされ、その注意事項を守っています。
私は個性的なデザインの作業服の上着や色違い、同色でも違うモデルの作業服のジャケットを組み合わせて着用しています。