薪ストーブ導入ガイド 費用・設置・注意点まで徹底解説!

薪ストーブのある家 薪ストーブ
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薪ストーブ購入前、近隣住民への配慮として近所のお宅8軒に、挨拶回りを行いました。
ほとんどの方が好意的でしたが、3軒隣の方は難色を示されました。そこで、カタログを持参し丁寧に説明するなどし、6回の訪問を重ねてようやく理解を得ることができました。

設置後、当初は夜遅くに使用していましたが、ある日、近隣の方から声をかけられたことをきっかけに、煙や匂いに細心の注意を払うようになりました。着火時の状況を記録し、試行錯誤を重ねることで、スムーズに火をつけられるようになり、今では安心して薪ストーブを楽しんでいます。

最近では、6軒隣の方も薪ストーブを使い始め、心強い仲間ができました。お互いに情報交換などすることで、より快適に薪ストーブライフを送れるようになりました。


薪ストーブ導入前に確認すべきこと

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薪ストーブで使用する薪の値段は?どこで買えるの?

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自宅の設置環境は適切?必要なスペースと安全対策

薪ストーブの導入を検討する際、まず確保すべきは十分な設置スペースです。本体の大きさだけでなく、安全かつ快適に利用するための空間も必要となります。具体的なポイントを見ていきましょう。

  • 設置スペース
     ストーブ本体だけでなく、煙突や断熱壁、薪の保管場所など、十分なスペースを確保できるか付属の設置マニュアルを確認しましょう。
  • 本体周辺のスペース
    可燃物との距離を十分に確保し、火災を防ぎましょう。一般的には、壁や家具などから最低60cm以上離すことが推奨されます。[薪ストーブ付属の説明書を参考にしてください]
  • メンテナンススペース
    薪の補充や灰の除去、本体のメンテナンスを行うためのスペースも確保しましょう。本体の周囲に少なくとも最低60cm以上の空間があると作業がスムーズです。
  • 炉台
    ストーブ本体の下には、不燃性の炉台を設置する必要があります。炉台のサイズは、本体よりも前後、左右は、最低25㎝以上周囲を大きくして設置すると良いでしょう。(機種や、建築工法によって設置寸法は変わるので、薪ストーブ付属の設置マニュアルを参考にしましょう)
  • 床の強度
    ストーブ本体と煙突、炉台の重量に耐えられるか、床の強度を確認し、必要に応じて補強を行いましょう。
  • 煙突の設置
    煙突の設置場所や高さ、近隣への影響と、建築基準法などを考慮し、安全かつ適切な設置が可能か確認しましょう。(薪ストーブによって推奨する煙突の最低高がありますので、取説や薪ストーブのお店でお尋ねください。
  • 煙突のスペース
    煙突の設置場所や形状によっては、壁や天井に断熱材を施す必要があります。煙突の周囲にも一定の空間を確保しましょう。
  • 換気
    薪ストーブの使用中は、適切な換気を確保し、一酸化炭素中毒を防ぎましょう。
    可燃物との距離、火災を防ぐため、カーテンや家具など可燃物との距離を十分に確保しましょう。
  • 外気導入
    昨今の住宅は、高気密なので、薪ストーブが部屋の空気で薪を燃焼し、排気しますので、外気が家の中に取り入れられないと薪ストーブの燃焼がうまくいかないことがあります。

小さなお子様やペットがいる場合: 火傷や事故を防ぐため、安全柵の設置や、ストーブに触れないよう注意喚起を行いましょう。

薪の保管スペース

薪小屋

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  • 十分な保管量
    薪ストーブをメイン暖房として利用する場合、数ヶ月分の薪を保管できるスペースが必要となります。
    薪は風通しの良い場所で乾燥させる必要があります。雨や雪に濡れないよう、屋根付きのスペースがあると理想的です。
  • 搬入経路
    薪の搬入経路も確保しておきましょう。ストーブの近くに保管場所があると便利です。

その他

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  • 動線
    薪の補充や灰の除去など、日常的な作業をスムーズに行えるよう、ストーブ周辺の動線も考慮しましょう。
  • 将来的な拡張
    将来的にストーブのサイズアップや、クッキングストーブへの買い替えなどを検討している場合は、余裕を持ったスペースを確保しておくと安心です。

設置スペースが不足すると、火災の危険性が高まったり、メンテナンスが困難になったり、快適な薪ストーブライフを送ることが難しくなります。

導入前に専門業者に相談し、適切な設置スペースやレイアウトについてアドバイスを受けることもおすすめです。
十分な設置スペースを確保し、安全かつ快適な薪ストーブライフを楽しみましょう

ご近所への配慮は忘れずに!煙や臭い対策、設置許可

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煙や臭い対策

  • 薪ストーブの導入は、暖かさや癒しをもたらす一方で、煙や臭いによるご近所トラブルの可能性も考慮しなければなりません。快適な薪ストーブライフを送るためにも、 ご近所への配慮 は忘れずに行いましょう。
  • 近隣への声かけ
    薪ストーブの導入前に、近隣住民に挨拶し、理解を得るように努めましょう。煙や臭いに関する懸念があれば、事前に相談しておくことも大切です。
  • 設置許可
    薪ストーブの設置には、自治体や地域の条例による規制がある場合があります。事前に確認し、必要な許可を取得しましょう。
  • 建築基準法
    煙突の高さや構造、防火対策など、建築基準法に適合しているか確認しましょう。
    具体的には、壁や床からの離隔距離、煙突の構造・高さなどが規定されています。
    薪ストーブを設置する際は、建築基準法に適合するよう、専門業者に相談することをお勧めします。
  • 消防法
    薪ストーブは火を使用するため、消防法の規制対象となる場合があります。お住まいの地域の消防署にお尋ねください。
    設置場所や使用方法によっては、消防署への届出が必要となる場合があります。
    煙突の定期的な清掃や、火災予防のための措置を講じる必要があります。
  • マンションや集合住宅の場合
    管理規約を確認し、薪ストーブの設置が許可されているか、必要な手続きを確認しましょう
  • 風向きへの配慮
    風向きによっては、煙が近隣に流れやすくなります。設置場所や煙突の位置、使用する時間帯などに注意しましょう。
  • 適切な薪の使用
    乾燥した良質な薪を使用することで、煙や臭いを抑えることができます。生木や建築廃材などは避けましょう。
  • 正しい着火と燃焼
    適切な着火方法と燃焼管理を行い、不完全燃焼による煙の発生を防ぎましょう。
  • 煙突の高さ
    煙突の高さを適切に設定することで、煙が近隣に拡散するのを防ぎます。自治体の条例や、近隣の住宅との位置関係も考慮しましょう。

予算は大丈夫?初期費用だけでなくランニングコストもチェック

  • 薪ストーブ導入にかかる費用は、本体価格だけではありません。設置工事費、燃料費、メンテナンス費用など、様々なコストが発生します。
    初期費用だけでなく、継続的にかかるランニングコストについても事前に把握し、総合的な費用を検討しましょう。

設備費用とランニングコスト

初めは、モダンなスタイルから、スタイリッシュな薪ストーブを探し、色々なカタログや雑誌、Youtube等を参考にしました。

1年程度薪ストーブの性能等や、自治体などの届け出を学び、また色々な人の繋がりを駆使して、いろんな方のお家にお邪魔して最終的に、触媒燃焼式の薪ストーブに決めました。

  • 予算に合わせた薪ストーブ選び
    設置工事費 – 必須となる設置工事の内容と、費用相場、業者選びのポイントなどを解説します。
設置費用は、設置の工法や状況により金額が大きく異なります。私の家の薪ストーブの設置工事は、40万円位の見積もりでした。
[私の知り合いは設置工事費を60万円位払っていました] 煙突の突き出しが床と屋根を貫通した設置工事でした。私は、建築系の仕事に携わっていましたので、設置工事と内装工事などは、全て自分で責任施工いたしました。
薪ストーブ設置後の確認は、薪ストーブやさんが、我が家の近くで工事をしてましたので、その時に設置の確認に来ていただき、お墨付きを頂いた後に、薪ストーブの火入れをいたしました。[節約ポイント◎]
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  • 費用を抑える工夫燃料費
    薪の種類、調達方法、年間消費量などを考慮した燃料費の目安と、節約方法について解説します。

出来ることは、可能な限り自己責任で、業者さんの邪魔にならない程度の事を、互いに話し合い可能な限り自分たちの手で施工等をすると、節約につながると思います。

薪は近所の方が林業なのでその方にお願いして薪がたまり次第4tトラックで薪を取りに行きます。これ薪ストーブライフの中で一番つらい事です。[金額は4諭吉さんくらいです]

  • 賢い薪の選び方と保管方法
    メンテナンス費用煙突掃除や本体の点検など、必要なメンテナンスの内容と、費用相場、DIYで行う場合の注意点などを解説します。

薪ストーブシーズン終盤の3月頃になると、翌冬に使う薪の準備を始めます。
良質な薪を確保するため、まずは薪の仕入れです。針葉樹と広葉樹をバランスよく組み合わせるのがポイントです。
私の薪ストーブは針葉樹の使用にも対応しているので、樹種による制限はありません。

仕入れた薪は、雨に濡れないよう屋根付きの薪小屋で乾燥させます。目指すは含水率15%以下の極上薪! 約5ヶ月間、じっくりと自然乾燥させます。

こうして準備した薪を、冬の間、24時間体制で燃やし続けます
薪代は年間わずか4万円。必要なのは、トラックのレンタル代1万5千円と、玉切りや薪割りなどの作業にかかる労力だけです。とても経済的です。

  • メンテナンス費用を節約するには?
    その他費用 – 薪ストーブ用のアクセサリーなどの費用についても触れます。

友人の家の薪ストーブのメンテナンスを業者さんが行う際に、お手伝いに行ってメンテの方法を学びました。今では、必要な道具を通販などで購入し、我が家では自己責任でメンテナンスをしています。

節約ポイント〇 (年間 – 大体2~5万円くらいは節約してます)

こうすることで、業者に依頼する費用を節約できますし、薪ストーブの構造やメンテナンス方法を理解することで、より愛着も湧きますね!

  • 見落としがちな費用
    補助金・助成金 – 薪ストーブ導入に利用できる補助金や助成金制度について解説し、賢く活用する方法を紹介します。
ある自治体では薪ストーブ本体価格の1/2(上限10万円)、別の自治体では定額3万円など、補助金額や条件がそれぞれ異なります。
そのため、お住まいの地域の自治体の情報を直接確認することが重要です。多くの場合、自治体のホームページに補助金に関する情報が掲載されていますし、担当部署に問い合わせることで詳細を確認できます。

おわりに

薪ストーブの導入は、暖かさ以上のものを暮らしにもたらしてくれます。しかし、その魅力を最大限に享受するためには、事前の情報収集と慎重な検討が欠かせません。
この記事でご紹介した注意点をもとに、あなたに最適な薪ストーブを選び、安全かつ快適な冬をお迎えください。

法令や条例を遵守し、近隣住民への配慮を忘れずに、安全で快適な薪ストーブライフを送りましょう。
薪ストーブのある暮らしは、きっとあなたの毎日を豊かに彩ってくれるでしょう。