日々進化する工具や作業環境に対応するため、腰道具選びはプロにとって重要な任務です。
快適性、機能性、そして安全性を追求した腰道具は、作業効率をアップさせ、疲労を軽減し、さらには職人の個性を表現するツールでもあります。
今回は、プロが愛用する腰ベルト、腰袋、ペンチサック(工具差し2丁、3丁、4丁、5丁差しなど)を徹底検証し、選び方のポイントから最新トレンドまでご紹介します。
腰道具選びの基礎知識
作業内容に合わせた腰袋のサイズと形状を選び、自分に合った工具差しやハンマーホルダーをにつけましょう。
大工、電気工事士、空調工事、鳶職人、軽天工事、水道工事など、職種によって必要な道具やサイズは異なります。
作業効率を上げるために、必要な道具がスムーズに取り出せるか、収納力は十分かを確認しましょう。
腰道具で使用する代表的な工具の種類と役割
- 腰袋 – 多彩な収納で作業効率アップ!
- ハンマー – 打撃作業の必需品!
- スケール – 巻き尺、物の長さや高さを図る道具!
- 水平器 – 設置物などが傾かないように、物々の水平を出す道具!
- ドライバー – ネジなどを締めこむ道具!(ネジやボルトに合わせて、いろいろな形状のものがあります!
- ペンチ – 掴む・切る・曲げる、万能ツール!
- ニッパー – 切断作業のスペシャリスト!
- ボルトクリッパー – 名前の通り、ボルトや太い番線(軟鋼線材)などを切断する道具!
- 片口、両口ラチェットレンチ – 限られたスペースでのネジ締めや穴合わせ、番線等を締めこむ為の作業に最適!
- ハッカー – 結束線を使い鉄筋と鉄筋を結束させる道具!
- メガネレンチ、スパナ、モンキーレンチ – ボルトなどを締め付ける道具!
- フレアツール – 冷媒管などをラッパの形状に広げる工具!
- トルクレンチ – エアコンのフレアからのガス漏れを無くす為に一定のトルクで締め付けをす工具!
- カッターナイフ – VVF CVT などの電線の皮むきや、梱包材、保温剤などを切ったりする!
まだまだ工具の種類が足りないよー
工具の名前だけでブログが終わるから勘弁して!
腰道具の選び方は?作業内容に合わせた最適な選択とは?
用途に合った腰道具を選ぶことは、作業効率を上げるだけでなく、疲労軽減や安全確保にも繋がります。
ここでは、様々な作業内容に合わせた腰道具選びのポイントをご紹介します。
電気工事 – ニッパー、ナイフ、ドライバー x 2本、ペンチ、圧着工具、ハンマーなど これらの道具は、ペンチサックを使用します。
これに2段、3段ポケットの腰袋を使用し、シャープペンシル、マジック、150mm定規、スケール、電工用のラチェット、ポケットテスター、クランプ、検電器、コースレット等々、 腰ベルト、総重量8~15キロほど
エアコン工事 – ニッパー、ナイフ、ドライバー x 2本、ペンチ、水平器、ハンマーなど これらの道具は、ペンチサックを使用します。
これに2段、3段ポケットの腰袋を使用し、シャープペンシル、マジック、150mm定規、スケール、ラチェット、ポケットテスター、検電器、コースレット等々、 腰ベルト、総重量8~12キロほど
大工 – 腰ベルト、釘袋、鉛筆、ミニバール、金槌、スケールなど、総重量5キロほど
鳶職人 – ハンマー x 2、両口ラチェット x 2~3,インパクトドライバー、インパクトソケット、ボルトクリッパー、水平器、ボルト類等々、2段、3段ポケットの腰袋、腰ベルト、補助帯、総重量12~20キロほど
軽天職人 – ハンマー、ペンチ、金切りはさみ、スケール、マジック、腰袋、腰ベルト、軽天ビス、3分ナット等々、総重量6~10キロほど
水道工事 – ナイフ、ドライバー x 2本、ペンチ、水平器、ハンマーなど これらの道具は、ペンチサックを使用します。
これに2段、3段ポケットの腰袋を使用し、シャープペンシル、マジック x 2、スケール、ラチェット x 3、面取り、水平器等々、腰ベルト、総重量8~12キロほど
現場監督 – 腰ベルト、安全帯、スケール、マジックなど、総重量2~3キロほど(現場監督さんにもより重量が違います)
はじめは、かっこよさから入り、徐々に使いやすさ、機能性、寿命などで、腰道具選びの趣向が変わってきます。
プロが愛用する最強の腰ベルト!選び方のポイントとおすすめ
1.素材やサイズ、おすすめのメーカはどうやって見つけるの?
Q:腰ベルトの素材は何がおすすめですか?
A:耐久性と軽さを重視するならナイロン製、フィット感を重視するなら革製がおすすめです。
Q:腰ベルトのサイズはどうやって選べばいいですか?
A:自分のウエストサイズに合わせて、少し余裕を持たせたサイズを選びましょう。
Q:おすすめの腰ベルト、サポーターベルトのメーカーは?
A:藤井電工、タジマ、ニックス、マーベル、ジェフコム、TRUSCO, アックスブレーン、サンコー、コヅチ、などが人気です。
2. 【目的別】作業効率が格段にアップ!理想の腰袋を見つけよう!
Q:電気工事士、エアコン工事、軽天、水道工事の職人におすすめの腰袋は?
A:コンパクトで軽量、かつ多くのポケットが付いたものがおすすめです。
Q:大工におすすめの腰袋は?
A:耐久性が高く、収納力のある大型の腰袋がおすすめです。
Q:鳶職人、重量鳶職人におすすめの腰袋は?
A:高所作業に対応した安全設計の強靭な腰袋がおすすめです。
3. 【最新版】ペンチサックの選び方&おすすめランキング!収納力と使いやすさを徹底比較
Q:ペンチサックの素材は何がおすすめですか?
A:耐久性と防水性を重視するなら革製、軽さを重視するならナイロン製がおすすめです。
Q:ペンチサックを選ぶ際に注意する点は?
A:収納したい工具のサイズと数、収納の位置などを考慮し、使いやすい場所にペンチサックを設置しましょう。
Q:ペンチサックは何個くらい持っていると便利ですか?
A:作業内容や使う工具の種類によって異なりますが、2~3個持っていると便利です。
4. 【プロ直伝】腰道具のカスタマイズ術!自分だけの最強セットを作ろう!
Q:腰道具をカスタマイズするメリットは?
A:作業効率がアップし、自分だけのオリジナルな腰道具を作ることができます。
(メーカーにもよりますが、カスタムメードで腰袋などを制作されるメーカー様もあるようです)
Q:腰道具のカスタマイズはどこでできますか?
A:ホームセンターやDIYショップ、作業服専門店などで、必要なパーツを購入することができます。
あとは、インターネットや、金物屋さん、専門の材料屋さんなどで購入できます。
Q:初心者でも簡単にカスタマイズできますか?
A:簡単なカスタマイズから始めることができます。
5. 【腰痛対策】プロが教える!腰道具の正しい使い方&選び方
Q:腰痛にならないためには、どのような腰道具を選べばいいですか?
A:腰への負担を軽減できる、軽量でフィット感の良い腰道具を選び、補助帯の兼用使用をすると、腰痛予防にやく立ちます。(個人差がありますので、慎重に選んでください)
Q:腰道具を使う際に注意する点は?
A:なるべく左右均等に重量を分散させ、ベルトをしっかりと締めましょう。
(私事ですが、腰道具を腰骨の上で引っ掛けるようにして補助帯の兼用使用をしています)
Q:腰痛予防のためのストレッチはありますか?
A:作業前後のストレッチ、準備体操はかなり効果的です。
(私事ですが、コンクリートやアスファルトに直接座ることは控えてました)
ちょこおも腰痛があったよね
そうだよ、椎間板ヘルニア、腰椎分離症、坐骨神経痛、両ひざ痛などがあり、痛みのデパートだね。
腰道具の正しい使い方&収納術|疲れにくい装着方法から、工具の配置まで!
腰道具を正しく装着する事で、作業効率を上げ、疲労を軽減することがあります。
工具の配置や装着方法など、ちょっとした工夫で作業が快適になるでしょう。
腰道具の装着方法
- 高さ – 腰骨の高さ、または少し上に装着する。
- 締め付け – きつすぎず、緩すぎず、腰にフィットするように調整する。
- バランス – 左右のバランスを出来る限り均等にし、道具の配置を考える。
- 体型 – 自分の体型にフィットする腰道具を選ぶ。(最終的に腰道具は高価なものです)
- ベルト – 幅広でクッション性があり、腰道具の重量を腰回り全てに分散させるようなベルトを選ぶ。
- サスペンダー – サスペンダーや、補助帯を使用することで、腰への負担を軽減できる。
腰道具の収納術
- 使用頻度 – よく使う工具は、自分の取り出しやすい位置に配置する。
- 重い工具 – 重い工具は、腰の中心に近い位置位に配置する。
- 種類 – 工具の種類ごとに分類して収納する。ドライバーは、ドライバ類を同じホルダーに収納する。
- サイズ – 工具のサイズに合わせて収納スペースを調整する。
- 整理整頓 – 定期的に整理整頓し、必要な工具をすぐ取り出せるようにする。
- 落下防止 – 工具が落下しないように、しっかりと固定する。
腰道具のお手入れ&メンテナンス方法|長持ちさせる秘訣をプロが伝授!
Q – 革製の腰道具のメンテナンス方法は?
A – 定期的に革用クリームで油分を補給し、乾燥を防ぎましょう。
Q – ナイロン製の腰道具のメンテナンス方法は?
A – 汚れを落とす際は、中性洗剤を薄めた水で拭き取りましょう。
Q – 金属部分の錆を防ぐには?
A – 使用後は、乾いた布で水分を拭き取り、錆止め剤を塗布するのが効果的です。
【安全第一!】腰道具使用時の注意点|事故を防ぎ、快適に作業するために
Q – 腰道具使用時に注意すべきことは?
A – 周囲に人がいないか確認し、工具の落下や接触に注意しましょう。
Q – 高所作業での注意点 は?
A – 落下防止対策を徹底し、安全帯と併用し、使用しましょう。
Q – 腰道具を長持ちさせるために注意することは?
A – 過度に重いものを工具袋などに収納したり、乱暴に扱ったりしないようにしましょう。
人気ブランド徹底比較!ニックス、タジマ、マーベル… あなたに合うのはどれ?
ニックス、 腰袋、ホルダーなど、他など
特徴 – 高品質な革製品、豊富なバリエーション、カスタム性が高い。
メリット – 耐久性が高く、長く愛用できる。デザイン性も高く、個性を表現できる。
デメリット – 価格が高い。重量がある。
こんな人におすすめ – プロの職人、品質にこだわる人、カスタムを楽しみたい人。
タジマ 腰袋、ホルダー、ベルト、他など
特徴 – 機能性重視、軽量、耐久性が高い。
メリット – 作業効率が上がる。疲れにくい。価格が比較的リーズナブル。
デメリット – デザイン性はやや低い。カスタム性は低い。
こんな人におすすめ – 機能性を重視する人、長時間作業する人、コストパフォーマンスを求める人。
マーベル 腰袋、ホルダー、ベルト、他など
特徴 – 軽量、コンパクト、スタイリッシュ。
メリット – 動きやすい。持ち運びしやすい。価格が手頃。
デメリット – 収納力が低い。耐久性はニックスやタジマに劣る。
こんな人におすすめ – 初心者、DIY、軽作業が多い人。
藤井電工 腰ベルト、安全帯、補助帯、ハーネス、他など
特徴 – 多品種、軽量、スタイリッシュ。
メリット – 動きやすい、腰の負担を減らす工夫のあるベルト、価格がピンキリ。
デメリット – プロが使用するアイテム。
こんな人におすすめ – 腰道具を毎日、毎日長時間使用する方。
締めくくり、 腰道具は、職人にとって欠かせない「相棒」です
この記事では、プロが選ぶ腰道具について、選び方から使い方、メンテナンス方法までを徹底的に解説しました。
腰道具は、ただ工具を収納するだけの袋ではありません。 自分にぴったりの腰道具を選ぶことで、作業効率が格段に向上し、安全に作業を行うことができます。 また、腰道具は、職人の個性を表現するものでもあります。 ぜひこの記事を参考にして、あなたにぴったりの腰道具を見つけ、快適な作業環境を手に入れてください。
25年以上前にKNICKSさんにオーダーメードで腰袋を制作してもらい大変気に入ってました。私たち電工は、腰道具に胴綱を使用して電柱に上り命を預ける大切な道具なので、とても愛着があります。
腰袋や、ペンチサックなどは破けたら細い銅線を使い、自分達で腰道具を修理をするほど大切な物です。