モンキーレンチってどれも同じでしょ？ そう思っていませんか？
実は、サイズ、材質、メーカーによって、最大開口幅や使い勝手、耐久性が大きく異なるんです！
この記事では、あなたの用途にぴったりのモンキーレンチを見つけるための秘訣を伝授します。
DIY初心者からプロまで、必見の内容ですよ！
モンキーレンチの基礎知識、用途に合わせた選び方、サイズ、材質、薄口型タイプ、ワイドタイプなど
モンキーレンチは1本のレンチで複数のサイズボルトが緩められたり締めたりできます。
薄口型タイプ、ワイド開口幅タイプ、ショート全長が短くワイド開口幅型… 聞いたことはあるけど、どんな時に使うの？
それぞれのメリット・デメリットを詳しく紹介します。
モンキーレンチの種類と用途
スタンダードモンキーレンチ – 最も一般的なタイプで、アゴの幅を調整できる機構を持ち、DIYやプロの現場で広く使用されます。
ショートモンキーレンチ – コンパクトで狭い場所での作業に適し、自転車や小型機器のメンテナンスに便利です。
ロングモンキーレンチ – 大きなボルトやナットを扱う際に力を入れやすく、特に硬く締まったボルトを緩める際に効果的です。
ラチェット機能付きモンキーレンチ – ラチェット機構を搭載し、ボルト、ナットからモンキーレンチを外さずに作業ができるので、効率が大幅に向上します。
首振りモンキーレンチ – ヘッド部分が可動し、モンキーレンチの稼働域が狭い場所でも、角度を調整しながらボルトやナットの締め付けや緩めることが出来ます。
薄口モンキーレンチ – アゴ部分が薄く設計され、小さくて薄いボルトやナットの締め付けや緩めることが可能です。
ガタなし・ガタゼロモンキーレンチ – アゴのズレを防ぐ機構が搭載され、高いトルクをかけてもズレにくい設計です。
軽量モンキーレンチ – 長時間の作業に適しており、重量が軽いために疲労を軽減します。
重厚モンキーレンチ – より強固な締め付けが可能で、耐久性に優れています。
スチール製モンキーレンチ – 高品質なスチール製で、耐久性が高く長期間使用可能です。
アルミ製モンキーレンチ – 軽量で持ち運びが容易で種類にもよりますが、最大開口が大きく開きます。
絶縁モンキーレンチ – 電気作業において安全性を確保するための絶縁処理が施されています。
防錆モンキーレンチ – 特殊なコーティングにより、錆びにくい設計です。
防爆モンキーレンチ – ベリリウム銅合金とニッケルアルミ銅合金の無発火性の素材で出来ており、
非磁性と耐食性も兼ね備えたモンキーレンチで価格はとても高価帯の工具です。
コンビネーションモンキーレンチ – 一方の端が固定レンチ、もう一方がモンキーレンチになっているタイプです。
人気メーカー徹底比較！バーコ、TOP、フジ矢、ロブテックス…違いはどこにある？
Q – バーコ、 TOP、KTC、TONE、Snap on,のモンキーレンチ、それぞれの特徴は？
A – バーコ、snap onは高品質で耐久性が高い、KTC、TOP、ロブテックスは使いやすさにこだわった設計、フジ矢はデザイン性と機能性を両立しています。
Q – 価格帯はどのくらいですか？
A – 種類によって価格は違ってきますが、大まかに区別するとsnap onは高価格帯、KTC(ネプロス)は中価格帯、フジ矢、ロブテックス（エビ印）、TOP、TONEは中～低価格帯です。
知って得する！モンキーレンチの豆知識
Q – モンキーレンチの正しい使い方は？
A – ナットやボルトにしっかりと噛み合わせ、ウォームギアを回し下顎を調整してボルトやナットを挟み緩めます。
無理な力を加えると、ナットやボルトを破損したり、怪我をする可能性がありますので、気を付けて作業するとよいでしょう。
規定外のオーバートルクは、六角のネジ頭の損傷とモンキーレンチの寿命を縮めるので気をつけましょう。
Q – モンキーレンチのメンテナンス方法は？
A – 使用後は汚れを拭き取り、可動部に潤滑油をさしましょう。
定期的にジョーなどのネジの緩みなどをチェックすることも大切です。
Q – 失敗しない！モンキーレンチ選びの５つのポイント注意すべき点は？
A – サイズ、材質、メーカー、価格、用途などを考慮して選びましょう。
【最新版】おすすめモンキーレンチランキングTOP５
- フジ矢 – KUROKIN SERIES、ライトモンキー
- ロブテックス （エビ印）- ハイブリッドモンキーレンチX、モンキーレンチM
- TOP – ハイパーモンキー、ショートエコワイド
- TONE – ショート、モンキーレンチ
- Bahco バーコ – モンキーメッキ、ブラックXワイド
ちょこお、お主はなぜモンキーレンチを1５個以上も
持っとるのじゃー？
用途によって使い分けてるのですよ。
この前も小さなやつ100㎜を買ってたよ。
狭くて小さなボルトを緩めてたからね。
良い道具を使うと作業時間の短縮になるよ。
モンキーレンチの適切なサイズの選び方は？
モンキーレンチの適切なサイズ選びは、作業効率と安全性に直結する重要なポイントです。
基本的には、作業予定のナットやボルトの最大サイズよりも少し大きめのモンキーレンチを選ぶことをおすすめします。
例えば、19㎜（3/4インチ）のナットを扱う予定なら、200㎜～250㎜（8～10インチ）のモンキーレンチが適しています。
狭い場所での作業が多い場合は、コンパクトな150㎜（6インチ）モデルも検討しましょう。
また、様々なサイズの作業に対応するため、150㎜、200㎜、250㎜、300㎜の4サイズを揃えるのが理想的です。
サイズ選びの際は、重量と操作性のバランスも重要な要素となります。
通常のモンキーレンチは全長200mmで最大開口幅が24mmで、全長150mmのワイドモンキーレンチでも最大開口幅が24mm開きます。
つまり、ワイドモンキーレンチは通常のモンキーレンチと比べて1サイズ全長が短いにもかかわらず、最大開口幅が同じ寸法で開くのが特徴です。
| サイズ全長 | 通常型モンキー,最大開口 | ショートワイド型,最大開口 | ワイド型,最大開口 |
| 100ｍｍ | 13ｍｍ | 全長117ｍｍ-26ｍｍ | ー |
| 150ｍｍ | 20ｍｍ | 全長142ｍｍ‐30ｍｍ,36ｍｍ | 24ｍｍ |
| 200ｍｍ | 24ｍｍ | 全長160ｍｍ‐36ｍｍ | 30ｍｍ |
| 250ｍｍ | 29ｍｍ | 全長190ｍｍ‐49ｍｍ | 36ｍｍ |
| 300ｍｍ | 34ｍｍ | ー | 50.8ｍｍ |
| 375ｍｍ | 44ｍｍ | ー | 53ｍｍ |
| 450ｍｍ | 53ｍｍ | ー | 63ｍｍ,88ｍｍ |
モンキーレンチとスパナの違いは何ですか？
モンキーレンチとスパナはどちらもナットやボルトを締めるための工具ですが、異なる特徴があります。
モンキーレンチは、調整可能なジョーを持ち、さまざまなサイズのナットやボルトに対応できる万能工具です。
ジョーの開閉機構により、異なるサイズの締め付け作業を一つの工具で行えるため、非常に便利です。
一方、スパナ、メガネレンチは固定サイズで、特定のナットに対して安定した締め付けが可能です。
用途によって使い分けると効率的で、精密作業ではスパナやメガネレンチなどが有利です。
初心者がモンキーレンチを選ぶときのポイントは？
初心者がモンキーレンチを選ぶ際は、サイズ調整がスムーズで、グリップが手にフィットするものを選びましょう。
まずは200㎜程度の中型サイズが使いやすくおすすめです。
信頼できるメーカーの製品を選ぶことで、耐久性の高いモンキーレンチを手に入れる事が出来ますが、購入前には用途に適したモンキレンチを選ぶ事がとても重要です。
モンキーレンチの適切なサイズはどう選べば良いですか？
モンキーレンチのサイズは、使用するナットやボルトの大きさに合わせて選びます。
一般的な家庭の作業では、250㎜または300㎜が最も汎用的でおすすめです。
小型の作業では150㎜から250㎜、大きな作業では450㎜以上のモデルが適しています。
また、作業スペースの広さや手の大きさ等も選定基準に含めると、より快適に作業できます。
短いモンキーレンチで最大開口幅が広い又は、狭い場所では、薄口（ボルトやナットか当たるアゴの厚みが薄い）の短いモンキーなどもあるので作業に合った物を使用すると良いでしょう。
プロ仕様のモンキーレンチの特徴は？
プロ仕様のモンキーレンチは、高い耐久性と精密な加工とポリッシュ仕上げなどが特徴です。
例えば、素材には強靭なクロムバナジウム鋼が使われることが多く、過酷な使用環境にも耐えられる設計になっています。
また、アゴ部分の開閉が滑らかで、3点指示でボルトしっかりと保持し、傷つけにくい仕上げが施されているのもポイントです。
さらに、滑りにくいラバーなどのグリップが採用され、持ち手の部分も肉抜きされているものが多く、長時間の使用でも疲れにくい設計が施されています。
DIY初心者でもモンキーレンチを使いこなせますか？
もちろん使いこなせます！モンキーレンチはシンプルな工具で、正しい使い方さえ理解すれば初心者でもすぐに扱えます。
まずは、アゴ部分をナットに合わせて調整し、しっかりと固定して回すだけです。
また、作業前に適切なサイズのモデルを選ぶことがポイントで、軽量で扱いやすいモデルから始めると良いでしょう。
作業動画や説明書を参考に練習すれば、より効率的に使用できます。
モンキーレンチのメンテナンス方法を教えてください
モンキーレンチのメンテナンスは意外と簡単です。
使用後は汚れや油分を拭き取り、可動部分などは、特にサビが発生しやすいので、湿気の多い場所を避け、防錆剤を塗布すると効果的です。
これらの手入れを怠らなければ、工具を長く使い続けることができます。
モンキーレンチの価格帯はどれくらいですか？
モンキーレンチの価格は種類やメーカーによって幅があります。
一般的な家庭用モデルは500～3,000円程度で購入できますが、プロ仕様や高級ブランド製品は5,000～20,000円以上になる場合もあります。
また、セット品は複数サイズが含まれているためコストパフォーマンスが高いですが、単品購入より高額になる傾向があるので、作業用途に合わせて予算を設定すると良いでしょう。
モンキーレンチはAmazonや、各ECサイト、各メーカのウェーブサイト、ホームセンターなどから購入できます。
ホームセンターで買えるおすすめモンキーレンチは？
ホームセンターでは、コスパが高く信頼できるモンキーレンチが豊富に揃っています。
特にSK11、E-Vaiueは藤原産業が製造しており、価格もお手頃で初心者にも扱いやすく、多品種で
おしゃれな商品も多くおすすめです。
また、手に取りやすい価格帯でありながら、耐久性や使い勝手の良さが評価されています。
購入前に店舗スタッフに相談したり、試しに持ってみると、自分に合った工具を選びやすいでしょう。
価格帯別・最強のモンキーレンチ、コスパ重視からハイエンドまで
ミドルレンジと、プロフェッショナル向けのハイエンドモデルを紹介します。
最高の精度と耐久性を求める方に最適な選択肢です。
ミドルレンジのモンキーレンチ詳細分析
価格帯 – 3,000円～9,000円
特徴 – 耐久性と使いやすさのバランスが良好
おすすめの使用シーン – 定期的なメンテナンス作業や一般的な修理作業
代表的な製品例
（同一モデルで大きさの違う商品があるので販売価格に開きがあります）
1. フジ矢 ライトモンキー ギザなし 黒金 FTA-43BG
価格帯 – 約3,800円～5,000円
特徴 – 最大開口43mm、全長252mm、先端厚さ6.5㎜の薄型・軽量設計、0㎜までしまるので、小さい物から大きいものまで作業が出来て重量が280gと軽い。
2. ロブテックス ハイブリッドモンキレンチX W-ZERO
価格帯 – 約４,000～5,000円
特徴 – ガタレス機構で縦方向のガタつきを解消。安定した締め付けが可能で、高精度の作業向け。
3. TOP工業 ショートエコワイド HY-38S
価格帯 – 約3,000円～5,000円
特徴 – 最大開口38mm、全長157mmの薄型・軽量設計、ウォームギアが本体から飛び出さない仕様で、作業中に障害物に干渉しにくい。
4. TONE ハイパーウォームモンキーレンチ MWR-375
価格帯 – 約5,000円～8,000円
特徴 – 最大開口46mm、全長375mmのガタつきの少ないモンキーレンチで0㎜から46㎜までのねじを23㎜厚の顎でしっかりとねじを掴み緩めます。
５. BAHCO（バーコ） モンキーレンチ 9029T
価格帯 – 約3,000円～6,000円
特徴 – 最大開口32mm、全長170mm、薄口、軽量なスウェーデン鋼を使用し、耐久性が高くグリップ部分に滑り止め加工が施されており、快適な操作性を提供。
６. KTC 京都機械工具 モンキーレンチ MWCシリーズ
価格帯 – 約3,000～7,000円
特徴 – 軽量設計で持ち運びやすく、独自のフォルムで使いやすさに定評あり。
DIYからプロユースまで対応。
7.TOP工業 エコワイドモンキーレンチ HY-36
価格帯 – 約3,000円～6,000円
特徴 – 口開き8～36mm。軽量設計で水栓交換や電気工事など幅広い用途に使用可能。
特に障害物が多い作業現場に向いている。
８. BAHCO（バーコ）モンキーレンチ＋ パイプレンチ兼用 9073P
価格帯 – 約5,000円～9,000円
特徴 – 最大開口34mm、全長308mm、軽量なスウェーデン鋼を使用し、（HRC54～57）ギザ付きジョーは高周波焼き入れで、耐久性が高く、移動ジョーを反転するとパイプレンチに早変わりし、グリップ部分に滑り止め加工が施され、快適な操作性を提供。
ハイエンドモデルの特徴と性能
価格帯 – 10,000円以上
特徴 – 高精度な加工技術、特殊合金の使用、長期保証付きもあります。
対象ユーザー – プロフェッショナル、頻繁に使用する方
投資価値 – メーカーによる破損保証が付いている工具もあり、これにより、長期的な視点で見ると費用対効果が高くなります。
代表的な製品例
1. KTC（京都機械工具） ネプロス モンキーレンチ NWM-250
価格帯 – 約10,000円～12,000円
特徴 – 最大開口29mm、全長255mm。角度が15度に設定されており、狭い場所での作業に便利。
両面に目盛りが付いているため、精密作業にも適している。
2. スナップオン アジャスタブルレンチ AD12B
価格帯 – 約14,000～16,000円
特徴 – ミリとインチの目盛付きで正確な計測が出来て、全長も304mmと長めのモンキーレンチなので、力が入れやすい。
昔からあるオーソドックスなタイプのモンキーレンチです。
３. スナップオン アジャスタブルレンチ ADHW12A
価格帯 – 約18,000～28,000円
特徴 – ミリとインチの目盛付きで正確な計測が出来て、全長も305mmと長めのモンキーレンチで、最大開口幅も50.8㎜と大口で、滑り防止のグリップ付きなので、安心して力を入れ回せる。
4. ESCO エスコ モンキーレンチ300㎜、36㎜（チタン合金）
価格帯 – 100,000～130,000円
特徴 – 全長300㎜、最大開口36㎜、重量435g、軽量で耐摩耗性にすぐれ、非磁性、耐薬品性に優れているモンキーレンチです。
上記のこれらのモデルは人気が高く、耐久性や操作性に優れているため、多くのユーザーから支持されています。
それぞれのお仕事や、DIYの作業に合ったモデルを用途に応じて選ぶと良いでしょう。
締めくくり
モンキーレンチの世界は、想像以上に奥深く、技術の進歩とともに日々進化を続けています。
本記事で紹介した選び方のポイントや各メーカーの特徴、最新のトレンドを参考に、あなたにぴったりのモンキーレンチを見つけてください。
適切なモンキーレンチは、DIYプロジェクトや日常のメンテナンス作業を格段に効率化し、作業の質を向上させます。
また、エコフレンドリーな選択肢を検討することで、環境保護にも貢献できます。
正しい使用方法とメンテナンスを心がけることで、モンキーレンチは長年のパートナーとして、あなたの作業をサポートし続けるでしょう。
最強のモンキーレンチを手に入れ、より快適で効率的な作業環境を実現してください。
