薪ストーブの燃焼温度は、暖房効率や安全性に直結する重要な要素です。
適切な温度を保つことで、薪の消費を抑え、クリーンな燃焼を実現し、過剰燃焼を防ぐ事で薪ストーブ本体の寿命を延ばすことが可能となります。
しかし、ストーブ本体の温度を正しく把握するのは意外と難しい課題です。
この記事では、薪ストーブに最適な温度計の種類と、おすすめ商品をご紹介します。
薪ストーブの温度管理に必須! 温度計の種類と選び方
薪ストーブの温度を測るには、温度計が必須です。
しかし、温度計には様々な種類があり、それぞれに特徴があります。
薪ストーブの温度管理に必須! 温度計の種類と選び方
- Q. 薪ストーブの温度計は、なぜ必要なのですか?
A. 薪ストーブの温度計は、安全で効率的な燃焼を維持するために必要です。
温度が高すぎるとストーブ本体の損傷や火災のリスクが高まり、低すぎると不完全燃焼を起こし、煤やタールが発生し煙の臭いで、ご近所等にも迷惑を掛けてしまいます。
温度計を使用することで、適切な温度帯を把握し、これらの問題を予防することができます。 - Q. 薪ストーブ用温度計には、どのような種類がありますか?
A. 薪ストーブ用温度計には、大きく分けて、ストーブ本体、煙突に設置するタイプがあります。(アナログ式温度計はバイメタル式温度計です。)
ストーブ本体に設置するタイプは、炉内の温度を測定するもので、磁石式や炉台の天板に置くタイプ、炉内に温度プローブを差し込むタイプなどがあります。
(プローブとは、温度を測定する棒の事です)
煙突に設置するタイプは、排気温度を測定するもので、二重煙突に磁石で設置するか、煙突に穴をあけ、温度プローブを煙突内に差し込むタイプがあります。
デジタルの温度計の中には、測定温度を一定期間記録し温度管理の出来る温度計もあります。 - Q. 温度計を選ぶ際に、注意すべき点はありますか?
A. 温度計を選ぶ際は、測定温度範囲、精度、耐久性、設置方法などを考慮する必要があります。
測定温度範囲は、ストーブの最高温度に対応しているかを確認しましょう。
精度は、正確な温度測定のために重要です。(複数の温度計で温度を比べる事も大切です)
耐久性は、高温に耐えられる素材でできているかを確認しましょう。
設置方法は、ストーブの種類や設置場所に合ったものを選びましょう。
コンダーて変わった名前だね。
我が家の薪ストーブの触媒はセラミックではなく、コンダーの特殊金属ハニカム触媒を使用してるんだよ。
だから、嫌な煙の臭いが少ないんじゃのー
デジタル温度計は、ストーブの温度をWi-Fiデーターで、スマホの専用アプリを使い安全管理が出来るんだ。
設定した温度よりも高温になった時は、スマホ側に高温アラームの通知も受信出来るしね。
だから、薪ストーブ着火後の火が安定した直後から、安心して薪ストーブから目を離せるんだね。
パソコン、スマホに無料アプリをダウンロードして温度管理ができ、温度管理もグラフで見れたり、データー送信も1時間ごとのデーター送信で温度計測は6秒枚に設定しています。
送信時間の間隔を短くしたければ、サブスクリプションの契約で3人まで同時接続でき、データーの送信間隔も1時間から短くすることもできます。最低、最高温度設定アラームは、データー送信時間の間隔に関係なく、ストーブの温度がアラーム設定温度に達したら、いつでもメッセージが届くので、安心して薪ストーブから目が離せるんです。 注意(薪ストーブの天板にプローブを差し込む穴が要ります)
アプリは英語表示だけど、慣れれば大丈夫です。(型番 ThermaData WI-FI THS298-121)
温度計の設置は自己責任でお願いします。
正確な温度測定で安全・安心! 薪ストーブにおすすめの温度計
薪ストーブの温度を正確に測るには、高品質な温度計を選ぶことが重要です。
薪ストーブの煙の臭いが近隣の迷惑になる恐れがあるので、複数の温度計を使用することをおすすめします。
おすすめの薪ストーブ用温度計はありますか?
- Conder コンダー 、薪ストーブ用温度計ストーブ天板や、煙突に磁石で置くタイプの温度計で、見やすく、使いやすいのが特徴です。
- Fireside ファイヤーサイド、 薪ストーブ用温度計、磁石式でストーブ本体に簡単に取り付けられる温度計です。
- Vermont バーモントキャスティング、薪ストーブ用温度計、見やすいデザインが特徴の温度計です。
- Q. 温度計はどこで購入できますか?
A. 薪ストーブ用温度計は、地域にもよりますが、大型ホームセンター、薪ストーブ専門店、
オンラインショップなどで購入できます。 - Q. 温度計の価格は、どのくらいですか?
A. 薪ストーブ用温度計の価格は、一般的に2,000円程度から8,000円位で、種類やメーカーによって価格は様々で、デジタル温度計で、計測温度のデーターを細かく確認できるものは、3万円を超えるものもあり、機能によって価格は様々です。
設置場所別で選ぼう! 薪ストーブ用温度計の選び方
ストーブ、煙突本体に磁石で設置するタイプ、ストーブ、煙突本体、にプローブを差し込む穴があり、プローブを穴の中にさして温度計測するタイプなど、様々な種類があります。
- Q. ストーブ本体に設置する温度計と、煙突に設置する温度計の違いは何ですか?
A. ストーブ本体に設置する温度計は、炉内の温度を測定するもので、燃焼効率や薪の消費量を把握するのに役立ちます。
煙突に設置する温度計は、排気温度を測定するもので、ドラフトの状態や煙突火災の危険性を判断するのに役立ちます。 - Q. 煙突に温度計を設置する位置は、どこが良いですか?
A. 薪ストーブの機種や煙突にもよりますが、一般的にシングル煙突に温度計を設置する位置は、ストーブ天板から60cm以上上の位置がおすすめです。
二重煙突の場合は、ストーブの天板から45cm~60cm程の位置に設置しってます。
煙突に穴をあけ、温度プローブを煙突の中差し込むものも天板から45cm程上の位置に設置してます。 - Q. 温度計を設置する際の注意点はありますか?
A. 温度計を設置する際は、火傷に注意し、必ず手袋を着用しましょう。
また、温度計がしっかりと固定されていることを確認してください。
デジタル?アナログ? 薪ストーブ用温度計のメリット・デメリットを比較
デジタル式は、温度表示が見やすく、正確な測定が可能です。
アナログ式は、シンプルな構造で、故障のリスクが低いというメリットがあります。
- Q. デジタル式温度計のメリットは?
A. デジタル式温度計は、温度表示が見やすく、正確な温度測定が可能です。
また、温度変化をグラフで表示する機能や、アラーム機能を搭載したモデルもあります。 - Q. アナログ式温度計のメリットは?
A. アナログ式温度計は、シンプルな構造で、故障のリスクが低いというメリットがあります。また、電池交換が不要で、長期間使用することができます。 - Q. どちらのタイプの温度計がおすすめですか?
A. どちらのタイプの温度計が良いかは、個人の好みや使用環境によって異なります。
正確な温度測定を重視する場合はデジタル式、シンプルな構造と耐久性を重視する場合はアナログ式がおすすめです。
見た目も重要! おしゃれな薪ストーブ用温度計
温度計は、薪ストーブのデザインに合ったものを複数選び、温度が正確であるか、複数の温度計で確認すると良いでしょう。
- Conder コンダー – 薪ストーブ温度計 クラシックは、アンティーク調のデザインがおしゃれです。
- Vermont バーモントキャスティング – 温度計は、シンプルなデザインで、どんなストーブにも合わせやすいです。
- 温度計のデザインは、ストーブのデザインやお部屋の雰囲気に合ったものを選びましょう。
- 温度計の素材には、軟鉄、ステンレス、真鍮などがあります。
- 温度計は、過剰燃焼や燃焼温度が低い時などの温度の見張り番で、ストーブ本体と煙突に設置するのが理想です。
- 薪ストーブライフをさらに豊かにするために、見た目と機能面に優れた温度計を選びましょう。
Amazonでも購入できるK 8 NPT Ttemperature プローブセンサーは、性能・使い勝手の良さでおすすめです
長持ちさせる秘訣! 薪ストーブ用温度計のメンテナンス方法
温度計の清掃方法や保管方法など、知っておくと役立つ情報をご紹介します。
- 温度計の表面は、柔らかい布で優しく拭き針に布が引っ掛からないようにして掃除をしましょう。
- 汚れがひどい場合は、中性洗剤を薄めた水で湿らせた布で拭き、その後、乾いた布で拭きましょう。
- 温度計を長持ちさせるためには、針が温度計を振り切るような高温度を避けるとで、温度計の寿命も延びるでしょう。
- 強い衝撃を与えないように注意しましょう。
- 温度計は、消耗品です、精度が落ちてきたと感じたら、新しい温度計に交換しましょう。
- 温度計を大切に扱うことで、正確な温度測定を維持する事ができます。
- 温度計の針を指で動かすと正確な温度計測が出来なくなる事があります。
締めくくり
薪ストーブの温度計は、種類や機能、デザインも様々です。この記事でご紹介した情報が、皆様の温度計選びの参考になれば幸いです。
あなたの大切な薪ストーブや、煙突を過剰燃焼の高温度から守り、適切な温度管理を行うことで、安全で効率的な燃焼を維持するための重要なツールです。
薪ストーブをより安全に、そして長く愛用することができます。
ぜひ本記事を参考に、自分に合った最適な温度計を見つけてください。